コロナ対応で危機感ない岸田首相 – 大串博志

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衆議院予算委員会で岸田総理との論戦を交わす中で、オミクロン株への対応について、岸田総理はあまりに危機感がないのではないかと感じています。

確かにオミクロン株は重症化する割合は低いのかもしれません。しかしその爆発的な感染者数の増え方によって、甚大な影響が既に出てきているのではないでしょうか。

一日当たりの死者数は、すでに第5波のレベルを大きく超えています。もうすぐ2倍近くに届く勢いです。

消防庁が発表した救急車による「緊急搬送困難事案」も、4週続けて過去最多を更新。その中で「コロナ疑い」の事例もすでに第5波のレベルを超えています。

これらを反映して、東京、大阪など各地において、コロナ対応の病床のみならず、一般医療にまでも逼迫の影響が強く出てきています。

今日の予算委員会審議の中で、尾身会長は、いずれ感染者数の増加がピークアウトしたとしても、その後その数が高止まりする、あるいはまた増加をするかもしれないことへの危機感を示しました。そして今後重症者が増えることへの警鐘を鳴らしました。

答弁する岸田総理の様子を見ていて、このような深刻な状況に対する危機感は伝わってきませんでした。そのこと自体がかなり危機的な状況のように思われます。

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