ようやく都内で感染拡大防止の時短要請が解除された(認証店のみ)。外出はもちろん海外に出かける機会もなくなり、他国の味が恋しくなっている人もいるのではないだろうか。
そんななか、インド・パキスタン料理のチェーン店を展開する「シディーク」が東京・新大久保に食材のお店をオープンしていた。海外に行かずとも本場の味を知ることができる!
ということお店で販売しているスイーツを購入!! 人生初のインドの生菓子を食べてみた!
・そういえば去年……
お店のある界隈は通称「イスラム横丁」と呼ばれている。韓流・華流がメインの新大久保にあって、ここだけインド・パキスタンの食材のお店が立ち並んでいることから、そう呼ばれているらしい。
その一角に2021年8月、「シディークナショナルマート新大久保店」がオープンした。
はじめて、【公式】シディークナショナルマート新大久保店です😄
お陰様で8月18日(水)オープン致しました🎉
JR新大久保駅より徒歩1分、イスラム横丁。
パキスタン、インド、ベトナム、トルコ、タイなど世界各国の食材、雑貨を取り揃えてお待ちしてます⭐#新大久保#シディークナショナルマート pic.twitter.com/VOJZFvKvV2— 【公式】シディークナショナル マート 🛒新大久保店 (@na_mart_sn) August 19, 2021
余談だが……。そういえば昨年5月、コロナ第1波の感染拡大の最中、マスクの品薄状態が続いていた。その時、新大久保のマスク価格を調査に訪れた時、駅周辺のお店はどこも店頭にマスクを山積みにしていたっけなあ。
50枚1箱が2500円、3000円、3500円という相場で販売されていた。コロナがもたらした混乱の象徴として、あの景色が私(佐藤)の脳裏に色濃く残っている……。
・スイーツがズラリ!
それはもういい! 去年のことだ!! 話を戻そう。ここは食品の販売だけでなく店内で調理も行っている。外に小さなテラス席を設けており、サモサやビリヤニ、ラッシー、チャイなどのインド・パキスタン系フードや、ハンバーガー、ピザ、焼き鳥などをその場で提供しているのだ。
メニューに写真を添えてあるので、そっち方面に詳しくない私にとってはわかりやすい! 助かる!!
中に入ると色鮮やかなスイーツがズラリ! 色も形も初めて見るタイプのものばかり。まるで海外にいるみたいな気分!
店内商品も日本語表記が添えられており、陳列もわかりやすくてキレイ。他のお店と比べてもダントツで陳列がわかりやすい。さすがシディーク、長らく日本で飲食チェーンをやってるだけのことはある。
・未知の味
未知なるスイーツの中から私が選んだのは3つ! 白と黒の縞模様の「パティーサ」(税込150円)、小さなドーナツ「バルーシャヒィ」(税込150円)。そしてこのお店で1番人気の「ラスマライ」(2個税込500円)である。
まずはバルーシャヒィ。見るからに甘そうだけど、食べるとサッパリとした味! タマリンドのように甘酸っぱくて、ザックリとした歯ざわりが心地いい。
次はパティ―サ。ショーケースの説明には「バニラチョコレート砂糖とアーモンド」と書かれていた。う~ん、それらを使ったということだろうなあ……。
食べてみると表面パリパリ! まるで飴細工をかじっているようなしっかりとした歯ごたえだ。中に入ったアーモンドの食感と相まって、見た目を裏切る味のインパクト。これまた優しい甘さである。
最後にラスマライ。パニールと呼ばれるチーズをミルクに浸したスイーツなのだとか。お店ではアーモンドミルクとピスタチオをきかせているそうなのだが、見た目から味の想像がまったくつかない。
スプーンですくうとフワッフワだ! 豆腐でもすくっているような感触。
口に入れると柔らかくてとろけるような口当たり。何か似たスイーツがありそうだが、和菓子にも洋菓子にもこれに似たものが思い浮かばない。国内にいながらにして、海外を旅しているようなカルチャーショックを受けてしまった。
これが本場の味か? この調子でコロナが終息すれば、再び安心して海外に行けるはず。その時にはぜひとも現地の味と比べてみたいものだ。
なお、お店では通販(ハラール食品の通販サイト)を行っているから、気になる人はチェックして欲しい。また、千葉・木更津にもお店があるので近くの人は訪問してはいかがだろうか。
・今回訪問した店舗の情報
店名 シディークナショナルマート 新大久保店
住所 東京都新宿区百人町2丁目9-15
時間 11:00~23:00
参考リンク:NHKニュース、ハラール食品の通販サイト、Twiter @na_mart_sn
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24