【牛だらけ】人口220人に対して牛が約3000頭いる沖縄の離島「黒島」を一周してみた

ロケットニュース24

日本最南端にある沖縄の八重山諸島に「牛の島」と呼ばれる離島がある。その島の名は「黒島」。人口が200人程度しかおらず、この離島はとにかく牛だらけ。その数は3000頭を超えるという。

ざっと計算すると人口に対して牛が約15倍いる計算になるが、とにかくこの島の自然は凄い! そして島自体がハートの形をしていることから、通称「ハートアイランド」と呼ばれている。そんな時がゆっくり流れる島を自転車で一周してみたので、レポートしていこう。

・いざ黒島へ

黒島へのアクセスは、石垣島にある「ユーグレナ離島ターミナル」から、フェリーで移動する。石垣島から行ける離島の中では、竹富島の次に近い。


フェリーに乗ること約30分……黒島に到着!


島の地図をみると、本当にハート型だ。


今回は黒島港から時計回りで一周することにする。


・出発!

黒島一周の距離は約12km。観光客が自力で移動する手段はレンタサイクルしかない。というわけで自転車をレンタルして、さっそく出発!


まずは黒島のスポットの1つである「伊古桟橋」に向かう。


自転車を漕ぎ進めること、約10分。ようやく入口が見えてきた。


さらに漕ぎ進めて、絶景の「伊古桟橋」に到着!


周りに人はいなく、この絶景を独り占め! 全長約350mもある、この桟橋の先はどうなっているのかと進んでみると……


果てしない絶景が広がる!


絶景を堪能したところで、次に「東筋集落」に向かう。道中、至るところに牛が放牧されていて……


集落に行く途中には、かつて黒島を愛した元お笑い芸人の島田紳助氏に ”黒島のイオン” と称された「たま商店」がある。


そこから漕ぎ進めること約3分。「東筋集落」に到着。


石垣に囲まれた赤瓦の屋根の家の数々が、沖縄の原風景を物語る。集落内に歴史を感じつつ、次に「仲本海岸」に向かう。


ここから少々長い道のりが続くが、こんな大自然を見ていると、全く疲れや飽きが来ない。


そして、ここにも牛!


さらに、白い鳥と戯(たわむ)れる牛も!


こんな光景、この島じゃなきゃ見られないんじゃないか? そんなことを考えながら自転車を漕ぎ進めると、アッという間に「仲本集落」に到着。


こちらの集落には先ほどの「東筋集落」とは違い、民宿が集結しているから観光客は、この集落に宿泊していることが多い。


そして進むこと約3分。ようやく「仲本海岸」に到着!


海辺の方に進んでいくと、ここでも絶景が!


周りに人はいなく、ゆっくりとした時間だけが流れる。まさに、これが離島の醍醐味。そして余韻に浸りつつも、また自転車に乗って走り始める。


次に着いたのは「プズマリ」と呼ばれる、岩山のような場所。


どうやら琉球王府時代に造られた、船を監視するためのもので、黒島では1番高い場所らしい。


「プズマリ」を出て、さらに奥に自転車を進めると、黒島の特徴のひとつである主にウミガメの研究が行われている施設「黒島研究所」がある。


・牛のセリに遭遇

ひと通りのスポットを巡り、黒島港に戻る。ここからの道のりも、また長い。


途中、急にメガホン越しの声が響いてきたので、何があるのだろうと思い走り進めてみると、なんと牛のセリが行われていたぞ!


中に入ることはできなかったが、100頭以上の牛がセリにかけられ、落札された牛たちが次々と黒島港に運ばれていく様子を見ながら、追うように港に向かう。


ようやく黒島一周が終わり、黒島港に到着!


── いかがだっただろうか? 大自然溢れるこの黒島は、八重山諸島の中でも沖縄本来の原風景が濃い場所としても有名だ。石垣島や竹富島に比べて観光客も多くないため、本当にゆったりした時間を堪能することができる。というわけで都会の喧騒に疲れたら、ぜひ訪れてみることをオススメするぞ!

参考リンク:竹富町ホームページ 
執筆:耕平 
Photo:RocketNews24.

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