iPhone 13 Pro以外のiPhoneでもマクロ撮影が可能になるカメラアプリ「Halide」を使ってみた

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iPhone 13 Proは、搭載された超広角レンズとオートフォーカスシステムで最短2cmにある対象物をマクロ撮影できます。このようなマクロ撮影をiPhone 8以降の端末でも疑似的に実行し、写真を精彩に仕上げてくれるのがカメラアプリの「Halide」です。

iPhone Macro: A Big Day for Small Things — Lux
https://lux.camera/iphone-macro-camera-a-big-day-for-small-things/

「Halide Mark II – プロ仕様カメラ」をApp Storeで
https://apps.apple.com/jp/app/halide-mark-ii-%E3%83%97%E3%83%AD%E4%BB%95%E6%A7%98%E3%82%AB%E3%83%A1%E3%83%A9/id885697368

HalideはiPhone 8以降の端末で利用可能です。インストールするため、まずはApp StoreのHalideのページにアクセスし、ダウンロードアイコンをタップします。


Halideを開くと以下の画面が映し出されてチュートリアルが開始されるので、左にスワイプして先に進めます。


Halideは月額350円か年間1300円のサブスクリプション、もしくは6100円の買い切りで利用可能。今回は7日間の無料トライアルで始めるため、「無料トライアルを開始してサブスクリプション登録」をタップ。


「サブスクリプションに登録」をタップします。


登録が終わると各機能へのアクセス権限を求められるので、「続ける」をタップ。


カメラへのアクセスは「OK」をタップ。


写真へのアクセスは「すべての写真へのアクセスを許可」をタップ。


位置情報は「許可しない」をタップします。


Halideのホーム画面はこんな感じ。マクロモードを使うにはまず左下の「AF」をタップ。


そして、左下のチューリップのマークをタップし……


「続ける」をタップすればマクロモードが開始されます。


Halideがマクロモードに入ると、Halideは撮影に使うレンズをデバイスに搭載されたもののうち被写体との最短焦点距離が最も短いレンズに切り替え、焦点を合わせます。HalideはiPhoneの通常のカメラアプリとは異なり、最も近いオブジェクトのみに焦点を合わせるよう設計されているとのこと。HalideはさらにAppleのニューラルエンジンを使用して画像を処理し、精細な画像に仕上げます。ただし、HalideはiPhone 13 Proのように被写体に接近してもピントが合うということはありません。倍率2倍でピントが合うギリギリの位置まで被写体に寄せた時の様子が以下。


なお、iPhone 13 Proであれば以下画像のように被写体に超接近することが可能です。


というわけで、Halideのマクロモードでいろいろ撮影した写真をApple純正のカメラアプリで撮影したものと比較してみました。以下に表示される写真はiPhone 12 Proを使い、Halide・マクロモード(左)とApple純正カメラアプリ(右)で撮影した写真。事例として並んでいる写真はリサイズのみ行っています。


次は花を撮影。同じく左がHalideのマクロモード、右がカメラアプリです。今回は明らかにHalideの方が細部がはっきりした画像が撮影できました。


次はシャープペンシルの先を撮影。Halideの方がわずかにきめ細かく撮影出来ました。


なお、iPhone 13 Proであればこのような距離での撮影が可能です。


保存するファイル形式を確認するには、設定ボタンをタップし……


「キャプチャ」をタップします。


初期状態だと「PRORAW+」が選択されており、撮影した画像をProRAW形式とHEICファイルで保存されるようになっています。画面下部の「互換性優先」に設定すると、RAW形式とJPEGファイルで保存することも可能。


Halideは通常のカメラアプリよりも、近距離撮影を精彩に仕上げることが可能。ただし、レビュー時にiPhone 8を使用すると画像を保存することができずにアプリが落ちてしまったり、iPhone 12だと保存するファイル形式を変更しない限り画像が保存できなかったりなどのエラーが発生しました。

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