「推す飯」とは、明るくてらいない気持ちでただ好きな飯を推す活動です。
第17回の今回は間食編。
推し手はライター乙幡啓子、小堺丸子、編集部古賀、進行は編集部の橋田です。
こちらの記事では小堺さんが「酢だこさん太郎」を推します。
登場人物
妄想工作家として「ハトヒール」など名作を多数送り出しその名を国内外に轟かせる。薄い食べ物ファン。
「地元の人頼みの旅」シリーズで底知れないコミュニケーション能力を発揮する旅人。サイトきっての酸っぱいもの好き。
ほうぼうからよく物をもらう。編集部員でデイリーポータルZをはげます会担当。辛いもの好き。
そもそも食べたことありますか?
小堺:私からは「酢だこさん太郎」を推します。
橋田:小堺さんは酸っぱいもの好きとして有名ですからね。
小堺:みなさんこれ食べたことありますか?
橋田:ないです!「蒲焼さん太郎」ならある。
乙幡:私も。
橋田:機会がなかったんだろうな。「蒲焼さん太郎」があったらそっちを買っちゃってたんだと思う。
小堺:えっ! 「蒲焼さん太郎」と「酢だこさん太郎」があるな、ということさえ分かってれば普通は一旦どっちも試しますよね……???
橋田:……ごめん……としか言えない……。
古賀:私は前に小堺さんと一緒にラジオ番組やらせてもらってて、それで子どものころから引き続き今でも「酢だこさん太郎」が好きだって聞いて、それで、あ、大人も駄菓子食べて良いんだ! と思ったんですよね。
乙幡:あ~、そういうのあるね。
古賀:以来、何回か買って食べてますよ。
小堺:みんな卒業する必要ないんですよ。
最強の駄菓子セットリストをご紹介しよう
小堺:私ははこれを定期的に買っているんですけれど、必ず5枚買うんですね。で、そのときにさらに蒲焼きさん、うまい棒のめんたい味、よっちゃんイカをひとつずつ買います。
古賀:セットリストだ。
小堺:完璧なおつまみセットです。前から好き好き言ってたよっちゃんイカは最近たまにしか買わなくなって。好きなんですけども、噛むとアゴが疲れて眠くなっちゃうんですよ。それで控えめにしてて、酢だこさん太郎に移行していったんです。
乙幡:はっはっは、噛み疲れ。ホルモン屋に行ったら「丸子ちゃん寝ちゃったよ!」ってなる。
古賀:アゴの力でめちゃくちゃカロリー使う体質なのかもな……。
小堺:店員さん嫌だろうなあと思いながら買ってます。酢だこさん太郎、5枚分バーコードスキャンして100円以下ですからね。×5せずにひとつずつスキャンする店員さんもいるから……。
橋田:いろいろな気遣いがある……。
古賀:これ、パッケージがめちゃくちゃ洗練されてませんか?
小堺:そうなんですよ!
古賀:このちっちゃいタコ。
小堺:こっちが「太郎」なんでしょうね。
古賀:「酢だこさん」と「太郎」がいるんだ。
酢だこさん太郎にはタコは入っていない
小堺:これ、裏を見てくださいね。タコが入っていないんです。イカなんです。
乙幡:イカの気持ちは……。
古賀:酢イカさん太郎ではいけなかったのか……。あくまで「酢だこ」の味、にしたかったということか。
橋田:これ、この窓の感じすごくない? なんでここを透かした?? 改行位置も気になる。
小堺:全体が斬新なんです。
乙幡:「ご賞味ください」の文章もいいなあ。
古賀:乙幡さん好きだからね、お菓子の紹介文。
乙幡:大好き!
アシッド感! ヒューヒュー!!
橋田:そろそろ食べましょうか。(開封して)うわー! におい来るな!
乙幡:アシッド感! ヒューヒュー!!
小堺:どうですか。ケミカルでしょう。癒やされますね。
乙幡:これはすごい、こんだけバーンと匂いあるのは良い。
古賀:舌へのファーストアタックすごいですよね、パンチ力!
乙幡:うっま!
小堺:うまい? うまい?
乙幡:うまい!
橋田:うまいうまい! なんか今、「カンタン酢」ってあるじゃないですか。マイルドなお酢の調味料。私も小堺さんみたいに酸っぱいもの好きで、あんなマイルドなの酢じゃない! って思うんですよね。
古賀:突然の「カンタン酢」ディス。
橋田:これはちゃんとしてる、酢はこれくらい酸っぱくないといけませんよ!
汁は寄せて飲む
小堺:そしてこの、袋に余った液をどうするか問題というのがあるんです。
乙幡:うん。液したたってる。
橋田:確かに結構残るね。
小堺:これはね、寄せて飲みます。
一同:寄せて飲む!!!!
乙幡:お酢を愛する人だ。
古賀:こんなトークある???
乙幡:あ~~~~…………。わたし、このすっぱさ、すき!
古賀:急にゆっくり言いましたね。
乙幡:全部が体にすんなり入ってくる。
小堺:疲れたときに食べると回復しますよ。
古賀:酸っぱくて汗出てきた!
小堺:慣れないと出るかもですね。
古賀:手練れの言葉……小堺さんは食べても汗出ないですか?
小堺:もう全然出ないです。
古賀:かっけー!
乙幡:これ16kcalなんだ。
小堺:酸っぱいしヘルシーですよ。
乙幡:まとめ買いして差し入れに持っていこう。
橋田:ああ~~っ、差し入れに良い。
小堺:前の会社で箱に入れてたらみんな持っていってました。
乙幡:地道に布教活動してるんだ。
駄菓子の安さよ
古賀:これ1枚10円ですよね。
小堺:コンビニでは税込12円かな。いっぱい買えますよ。
乙幡:いいわ~~。
小堺:セブンではちょっとお金に余裕があるときは「イカ軟骨」っていう300円ちょいする酸っぱいつまみがあって、それもおすすめです。でも普段は「酢だこさん太郎」。
古賀:ちょっと再びになっちゃうけど、やっぱパッケージがかわいいわ。
一同:かわいい
小堺:聞いてください、これ、めっちゃかわいいじゃないですか。昔から私大好きなんですけど、最近ガチャガチャがですね、ありまして。
き、きたー!
大好きでしょっちゅう食べてる「酢だこさん太郎」のガチャに遭遇し、2回目で無事ゲット!
ガチャは見るのが好きで実際はあまりやらないんだけど、これは迷わずやったよね。嬉しい〜!
蒲焼きさんとのし梅さんも欲しい… pic.twitter.com/I8zqzwqBO7— デッドオアスマイル小堺丸子 (@pekorinnote) September 12, 2021
小堺さんのツイートより
古賀:あっ! かわいい。
小堺:これ、ちゃんと中身が動くんですよ。封入されてる感じがあって。めちゃ気に入って、今かばんにつけてます。
橋田:キャラクターのマスコットを作るんじゃなくて、駄菓子そのものなのがかわいい。
小堺:これ、発売したの知らなかったんですけど、偶然発売されたその週に見つけたんですよ。
乙幡:呼ばれた!
小堺:4回引いて、3回はわさび海苔が当たったので、今度よかったらみなさんにあげます。
橋田:わさび海苔もかわいい~!
蒲焼さんサイドが謝った
乙幡:(改めて)これ、確かに袋の酢、吸っちゃうね……。
小堺:そう、だから5枚は買うべきなんですよ。
乙幡:うん。めっちゃくちゃうまいからたくさん買うべき。
小堺:ファンが増えた~!
橋田:わたし小堺さんのそのメッセージが聞こえたらしく、ちゃんと事前に3枚買っていました。
古賀:! そういえば、乙幡さんって平べったい食べ物をちょっとずつちぎって食べるの好きじゃないですか! だからぴったりなんだよ。
乙幡:あっ……! そうだ、薄いもん大好きなのよ! ミルクレープ剥がして食べたり。
古賀:ハムカツとかね、乙幡さんといえば薄い食べ物ですよ! 正解はこれですよ。
橋田:最初に食べたきっかけとか覚えてますか?
小堺:記憶にないですね~~! もう子どものころからずっとです。
乙幡:なんで私は今まで食べてなかったんだろう。不明を恥じてますよ。
橋田:でもこれたくさんあると食べちゃいそうだなー。
小堺:そう、買いすぎると。だからたまに5枚、これですよ。セブンイレブンには置いてあるところも多いし。でもやっぱり蒲焼さんファンのほうが多いのかな、置いてないところもあります。
橋田:蒲焼さんの件に関しては申し訳ない。
乙幡:悪かった。
古賀:蒲焼さんサイドが謝った……!
小堺:いや! 好きですよ。蒲焼さんも。蒲焼さんはね、買ったらこちらも裏を見てください。「まれに2枚入ってしまっていることもありますがご了承ください」って書いてあるんですよ。
乙幡:いえーい!
小堺:2枚入っちゃうんだ!っていうのがきっかけで、パッケージにどこまで商品が詰まるか試して書いた記事まであります。
橋田:ぜんぜん良いのに! 酢だこさん太郎にはそういう封入ミスってないのかな。
小堺:機械が違うんじゃないかと思います。
乙幡:酢だこさん太郎のほうがすべりがよさそうだし。
古賀:駄菓子おもしろいなあ、思い知らされました。
登場人物
妄想工作家として「ハトヒール」など名作を多数送り出しその名を国内外に轟かせる。薄い食べ物ファン。
「地元の人頼みの旅」シリーズで底知れないコミュニケーション能力を発揮する旅人。サイトきっての酸っぱいもの好き。
ほうぼうからよく物をもらう。編集部員でデイリーポータルZをはげます会担当。辛いもの好き。