一般的な定規の目盛り線には幅があるので、定規で正確な長さの線を引こうとして「この目盛り線のどこまで線を引けばいいんだろう?」と思った経験がある人も多いはず。プロダクトデザインの国際コンペティションであるコクヨデザインアワードから生まれた「本当の定規」は、「1mm間隔の線」ではなく「1mmごとに塗り分けられた面の境界」で長さを測るため線の幅が存在せず、より正確に長さを測ることが可能とのことなので、実際に使い勝手を確かめてみました。
本当の定規|コクヨ ステーショナリー
https://www.kokuyo-st.co.jp/stationery/true_measure/
「本当の定規」は、目盛りが15cmまであるステンレス製の直尺定規です。
定規は保護用のカバーに入っており……
カバーから出すとこんな感じ。
上が1mm、下が0.5mmごとに塗り分けられています。
「本当の定規」(上)の0.5mm幅の目盛りと、普通の定規(下)を並べてみると、普通の定規の目盛りは幅が0.3mmほどの黒線なのに対し、「本当の定規」では黒く塗られた面と塗られていない面の境界が目盛りになっていて「目盛りの幅」が存在しないことが分かります。
使用感の違いを確かめるため、まず普通の定規で2cmの目盛りまで線を引いて……
同様に、「本当の定規」で2cmの線を引いてみます。
すると、普通の定規で引いた線(上)の方が「本当の定規」で引いた線(下)より、目盛り線の幅の0.3mmほど線が長くなってしまいました。ささいな違いですが、正確な線が引きたい場合には気になる差です。
ただ「本当の定規」は、ゼロの目盛りの前にマージンがあるタイプではないので……
15cmの線を引こうと思うと定規の角にペン先を合わせなければならず、少し大変です。
その代わり、壁面などに定規の先端をぴったりとつけることができるので、「物の長さや高さを測る」という定規本来の使い方をするなら、「本当の定規」の方が向いています。
コクヨの「本当の定規」はAmazon.co.jpで取り扱われていて、記事作成時点の価格は税込1125円です。
Amazon | コクヨ 本当の定規 15cm | 定規 | 文房具・オフィス用品
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