数百種類のヘッドホンを調査した結果……。
音質の良さはもちろん、ワイヤレス/有線、ノイズキャンセリングなどの機能性、ジム/ランニング用、ゲーミング用などの場面別まで、あらゆるニーズを考慮したうえでカテゴリ別におすすめのヘッドホンやイヤホンをピックアップ。数ある製品のなかからWirecutterが厳選した結果を紹介していきます!
- おすすめのワイヤレスヘッドホン:「Jabra Elite 85h」
- おすすめの完全ワイヤレスイヤホン「Jabra Elite 75t」
- おすすめのノイズキャンセリングイヤホン:「1More Dual Driver ANC Pro」
- おすすめのゲーミングヘッドホン:「HyperX Cloud Alpha」
- テレビにおすすめのワイヤレスヘッドホン:「Insignia NS-HAWHP2」
- ジムで使うのにおすすめのイヤホン:「Jabra Elite Active 75t」
- ランニングで使うのにおすすめのヘッドホン
- キッズにおすすめのヘッドホン:「Puro BT2200」
- 1万5,000円以内で買えるおすすめの有線ヘッドホン:「Sony MDR-7506」
- 2万円以内で買えるおすすめの有線イヤホン:「Final E4000」
- 1万5,000円以内で買えるおすすめのワイヤレスヘッドホン:「Jabra Elite 45h」
- 5,000円以内で買えるおすすめのワイヤレスイヤホン:「1More Piston Fit BT」
- 5,000円以内で買えるおすすめの有線イヤホン:「JBL Live 100」
- とことん音質にこだわる人におすすめのヘッドホン:「Monolith by Monoprice M565C」
おすすめのワイヤレスヘッドホン:「Jabra Elite 85h」
音質よし、デザインよし。同価格帯のヘッドホンと比べると、ほぼすべてがベター!
こんな人におすすめ:直感的なデザイン、快適なフィット感、バッテリーの持ちがよくて便利なワイヤレスヘッドホンを探している人
おすすめポイント:「Jabra Elite 85h」は音質が素晴らしいです。Jabra Sound+アプリを使えば、好みのEQに調節可能。アクティブノイズキャンセリング使用でも36時間バッテリーが持続し、高速充電によりたった15分の充電でも5時間使えます。Apple、Google、Amazonのデジタルアシスタント対応。通話音質ははっきりクリアに聞こえます。Bluetoothヘッドホンのなかにはボタン操作がややこしく感じるものもありますが、こちらはどんな端末プラットフォームでも迷わず使いやすいのが魅力。アクティブノイズキャンセリング機能は、特に低周波の騒音を(完全にかき消すとまではいかずとも)弱めてくれます。
注意点:「Bose Noise Cancelling Headphones 700」と比べると、ノイズキャンセリング機能は弱め。ただ、ノイズキャンセリングが強すぎて圧迫感や不快感を覚えたことのある人にとってはちょうどよい程度かもしれません。
バッテリー寿命:36時間(ANC使用時)
保証期間:2年(アプリ登録が必要)
耐性:防水(小雨程度)、防塵
おすすめの完全ワイヤレスイヤホン「Jabra Elite 75t」
音質よし、つけ心地よし、操作感よし!
こんな人におすすめ:音質、通話音質に定評のある完全ワイヤレスイヤホンを探している人
おすすめポイント:「Jabra Elite 75t」は音質よし、つけ心地よし、ケーブルにわずらわされることなしのBluetoothイヤホン。操作はシンプルで快適。1度の充電でバッテリーは7.5時間持つので、通学・通勤で使うのには十分。充電ケースはコンパクトで、デニムのポケットにも収まりやすいサイズ感で、充電ケース使用でプラス20時間使用できます。周囲の風の音を弱め、声をはっきりクリアに聞こえさせてくれるので、音楽を聴くだけでなく通話にも最適。ファームウェアの更新によりアクティブノイズキャンセリング機能が追加されたのもポイントです。
注意点:デフォルトのサウンドプロファイルのままでは、高音と低音を若干抑えたくなるかも(「Jabra Sound+」アプリで調節可能)。
バッテリー寿命:7.5時間
保証期間:2年(アプリ登録が必要)
耐性:防水、防塵(IP55)
ちょっぴり高価ながら、抜群のノイズキャンセリングが魅力。軽量で快適なデザイン、ワイヤレスで、乗り物移動にもぴったり。
こんな人におすすめ:ノイズキャンセリングヘッドホンを探していて、音質を妥協することなく、ワイヤレスの便利さを体感したい人
おすすめポイント:Bose史上最強のヘッドホン「Bose Noise Cancelling Headphones 700」はちょっぴり高価ですが、その価値はあり。性能・品質ともに高級感があり、ノイズキャンセリングは11段階で好みに合わせて調節可能。軽量デザインで、数時間着けていても快適。タッチ操作は使いやすく、ボタンは(目視で確認せずとも)手で見つけやすいです。
注意点:音質はまちがいなく良いですが、オーバーイヤー型のヘッドホンのなかにはこれをさらに上回るものも。アプリの使用感はイマイチ。バッテリー寿命の長さは20時間と長めですが、もっと長く使える製品もあります。
バッテリー寿命:20時間
保証期間:1年
おすすめのノイズキャンセリングイヤホン:「1More Dual Driver ANC Pro」
トップクラスのノイズキャンセリングで、乗り物移動のおともとしてぴったり。付属のケーブル、Bluetoothのいずれかで選べます。
こんな人におすすめ:通勤中に使えるノイズキャンセリングイヤホンを探している人
おすすめポイント:ネックバンド型Bluetoothノイズキャンセリングイヤホンの「1More Dual Driver ANC Pro」は、乗り物移動の際に便利。調査でもっともノイズキャンセリング機能が優れていたうえに、価格もお手頃なのでコスパは抜群。ワイヤレスまたは付属のケーブル使用で端末に接続。どちらの方法でもノイズキャンセリングは使えます(他社製品ではそうとは限らないので注意)。使わないときはバッグの取っ手部分にかけておくこともできます。操作方法はシンプルで直感的。
注意点:完全ワイヤレスではないこと、高音域になると音質が若干押し上げられること、マフラーやジャケット着用時には首元にあるマイクが擦れやすいこと、持ち運び用ケースがちょっぴり安っぽいこと。
バッテリー寿命:20時間
耐性:防水(IPX5)
おすすめのゲーミングヘッドホン:「HyperX Cloud Alpha」
音質はトップクラス。長時間のゲーミングでも快適なつけ心地。イヤーパッド、全体的な品質、耐性も高評価。
こんな人におすすめ:PCゲームが趣味で、専用のヘッドホンを探している人。音質が良く、長時間使用してもフィット感が心地良いものが欲しい人
おすすめポイント:「HyperX Cloud Alpha」は、ゲームでの使用にコスパ最強なヘッドホン。うまく設計されていて、長時間使用しても快適。同価格帯の製品よりも音質が良く、特にプレイ中の低音(ほかの音をかき消さない程度)が絶妙。
注意点:マイク品質は中程度で、鼻にかかった声に聞こえることも。収納にかさばるかもしれませんが、それはほかのゲーミングヘッドホンと同様。
対応製品:パソコン、Xbox One(3.5 mmポートでないコントローラーには別売りアダプタが必要)、Xbox One S、PlayStation 4、PS4 Pro、Mac、モバイル(CTIA規格)、VR(3.5 mmポート)
テレビにおすすめのワイヤレスヘッドホン:「Insignia NS-HAWHP2」
オーバーイヤー型のテレビ用ワイヤレスヘッドホン。つけ心地よし、音質よし、音の遅延なし。トランスミッターは充電スタンドにもなる。
こんな人におすすめ:テレビを見たり、ビデオゲームをしたりする際に使えるワイヤレスヘッドホンを探している人。家族や同居人に迷惑をかけたくない場合や、ちゃんと聞き取るのに大音量で聞きたい場合に最適
おすすめポイント:使いやすさ抜群で音質よし、フィット感よしの「Insignia NS-HAWHP2」はゲームやテレビを長時間楽しみたいときにぴったり。ヘッドホンのほかワイヤレストランスミッター(充電スタンドにもなる)付属。メーカー説明ではバッテリー寿命が10時間ですが、調査では1度の充電で11時間持続(『ストレンジャー・シングス』なら8話まるごと余裕で見れちゃいます)。Bluetooth接続では起きやすい映像や音声の遅延も、こちらはRF接続で問題なし。ヘッドホンを通じて一貫した、バランスのある音声が聞こえます。他社製品と比べて軽量で、つけ心地もベター。
注意点:複数のヘッドホン使用に対応していないため、もう1台欲しい場合には「Power Acoustik HP-902RFT」のほうがおすすめ。
バッテリー寿命:11時間
ワイヤレス接続タイプ:RF
ジムで使うのにおすすめのイヤホン:「Jabra Elite Active 75t」
完全ワイヤレス。つけ心地快適で、たくさん動いても安心のフィット感。防水機能あり。音質よし、バッテリーの持ちもよし。
こんな人におすすめ:ジムで使うのに便利なイヤホンを探している人。どんなに動いてもフィットしてくれるものが欲しい人
おすすめポイント:完全ワイヤレスの「Jabra Elite Active 75t」は音質よし、耐性よし、フィット感よし、さらに使いやすいのが魅力。同社の別モデル「Elite Active 65t」と比べると小型で着用感が快適、バッテリーの持ちも良く、防汗、防塵と頼りになる要素が満載。音量調節、曲のスキップ、デジタルアシスタントの起動などが1つのボタンで完結するようになっています。
注意点:デフォルトのサウンドプロファイルのままでは低音がやや強め。アプリで1度調整すればその後はいじる必要なし。
バッテリー寿命:7.5時間
保証期間:2年(アプリの登録が必要)
耐性:防水、防塵、汗にも強い(IP57)
ランニングで使うのにおすすめのヘッドホン
こんな人におすすめ:ランニングマシン / 屋外でランニングするのが趣味という人。走りながら音楽、ポッドキャスト、オーディオブックを聴くのが好きな人
おすすめ製品:ランニングを趣味とする人たちにヒアリングしたところ、好みが分かれることが判明。たとえば周囲のノイズを抑えたい場合は「Jabra Elite Active 75t」、周囲のノイズを多少でも拾いたい場合は「Cleer Goal」 か「Bose Sport Open Earbuds」、耳へのフィット感強めが好みの場合は「Jaybird Vista」、価格重視なら「Aukey EP-T32 」がおすすめです。
キッズにおすすめのヘッドホン:「Puro BT2200」
Wirecutter調査に参加したキッズからは、フィット感、音質、ワイヤレスの使用感が大好評。音量が大きくなりすぎないようにボリュームの制限があるため、親目線でも安心できるヘッドホン。
こんな人におすすめ:キッズ向けのヘッドホンを探していて、音量制限機能で爆音対策できるものが欲しい人
おすすめポイント:「Puro BT2200」を適切に使用すると、音量を安全なレベルに保ってくれます。レビューに参加したキッズたちからも大好評でした。このヘッドホンを快適に使用できるのは2歳半〜11歳程度。ただし、大人の頭でも快適にフィットするという意見も。子どもの成長に合わせて毎回大きなサイズに買い換える必要性がなさそうです。また、頑丈なつくりのため長持ちが期待できます。キッズ用ヘッドホンのなかにはプラスチック製で壊れやすい製品もありますが、こちらはアルミフレーム採用。
注意点:ヘッドホンを有線で使用する場合、付属のコードを正しい方向に差し込まないと音量を下げることができないため、子どもから目を離すことのないよう注意が必要です。ただ、1度の充電で20時間近く稼働するため、有線を使用するのはあくまで充電が切れた際の予備的なものという位置付けになりそうです。そのほか、ヘッドホン本体で曲の変更はできません。車移動での使用を想定している場合、ヘッドレスト側に厚いパッドが付いた幅の狭いチャイルドシート(例:「Maxi-Cosi Pria 70」など)では、この「Puro BT2200」を含めてほとんどのキッズ用ヘッドホン製品がヘッドレストにうまく挟まらないようでした。
バッテリー寿命:18時間
接続方式:Bluetoothまたは3.5 mmコード使用
1万5,000円以内で買えるおすすめの有線ヘッドホン:「Sony MDR-7506」
オーディオのプロたちから長年愛されているヘッドホン。2倍以上の価格がする製品と比べても音質が良く、つけ心地も快適。
こんな人におすすめ:音質にとことんこだわりたい人、レコーディング作業に携わる業界人、ポッドキャストの配信者にとって、音質が良くコスパ最強のヘッドホン。
おすすめポイント:「Sony MDR-7506」は1991年に発売されて以来、レコーディングやライブスタジオで大活躍しているヘッドホン。あらゆる周波数帯域でニュートラルな音質を提供してくれて、価格が2倍以上する製品よりも楽曲の奥行きやダイナミクスをより感じさせてくれるはず。耐久性、快適さ、信頼性も抜群。1万円と少しで買えるコスパも魅力。
注意点:コイル状にぐるぐるしたケーブル部分は、約3m。プロ仕様のためスタジオでの使用では実用的ですが、スマホなどのモバイル端末で使用する際に、リモコンやマイク付きの標準的な短いコードに交換することはできません。
2万円以内で買えるおすすめの有線イヤホン:「Final E4000」
全体的にバランスが取れた音質が期待できる。ケーブルは交換可能(ただし、マイク/リモートはなし)。
こんな人におすすめ:ワイヤレスであることよりも音質やノイズキャンセリングを重視する人。ポケットや小さめのバッグにも入るサイズ感の有線イヤホンを探している人
おすすめポイント:「Final E4000」は、あらゆる音楽に対応したイヤホン。他社の低音が強調されたイヤホンとは違い、男性ボーカルやギターの音色がはっきり聞こえるようチューニングされていて、高音もキツく聞こえないようになっています。オーバーイヤーフックのほか、イヤーチップ複数付属で、さまざまな耳の形にフィットしやすいのも魅力。
注意点:ケーブルは交換可能ですが、リモコン/マイク機能がないためスマホなどの端末での操作が必要となります。端末なしで音量、曲の再生、通話の受信などの操作をしたい場合には、サードパーティ製のケーブルあるいは「FiiO UTWS1」(MMCXで完全ワイヤレスイヤホンに接続できる完全ワイヤレスBluetoothコンバーター)を購入するのがおすすめ。
保証期間:2年
1万5,000円以内で買えるおすすめのワイヤレスヘッドホン:「Jabra Elite 45h」
1万円台とは思えない音質、フィット感、機能性。バッテリーの持ちは「超」がつくほど長め。頻繁に充電する必要もなし。
こんな人におすすめ:ワイヤレスBluetoothヘッドホンを探していて、少なくとも価格に見合った音質を求める人
おすすめポイント:1万5,000円以内という価格にして素晴らしい性能を発揮してくれるのが、「Jabra Elite 45h」ヘッドホン。軽量で、数時間装着していても快適。音質はファンタスティック! レビューに参加した専門家の一人からは「音質が250ドル(約2万8000円)の製品に匹敵する」との意見もあり、私も同意見です。電話・ビデオ通話の音質もクリア。操作方法も簡単です。フル充電した際の再生時間は、およそ50時間。メガネをかけている人は、オーバーイヤー型のヘッドホンよりもオンイヤー型の「Jabra Elite 45h」のほうが快適にフィットするはず。
注意点:アクティブノイズキャンセリング機能や、(充電が切れた際の)コード接続は非対応。オンイヤー型に対する好みも分かれるところ。
バッテリー寿命:50時間
保証期間:2年間(アプリ登録が必要)
5,000円以内で買えるおすすめのワイヤレスイヤホン:「1More Piston Fit BT」
こんな人におすすめ:イヤホンをなくしやすい人、価格は重視しつつちゃんと機能するBluetoothイヤホンが欲しい人
おすすめポイント:「1More Piston Fit BT」は格安イヤホンのなかでは希少な存在。音質が良く、しっかり機能してくれます。ネックバンド型のデザインは軽量で快適。片手でも簡単に操作できるようになっています。通話中のマイクの音ははっきりしていて、Bluetoothの接続も安定しています。
注意点:「バッテリー駆動時間がもう少し長ければ……」「充電時間がもう少し短ければ……」と思うことはあるかもしれません。それ以外はこの価格にしてこの機能、音質、快適さなのは文句なし。
バッテリー寿命:8時間
耐性:防水機能(IPX4)
5,000円以内で買えるおすすめの有線イヤホン:「JBL Live 100」
同価格帯の格安イヤホンと比べて音質よし、作りもよし。リモコン / マイクの切り替えボタンあり。
こんな人におすすめ:万が一なくしても良いような、予備の格安イヤホンを買っておきたい人
おすすめポイント:「JBL Live 100」のイヤホン部分はアルミ製、ケーブル部分は布生地で高級感があり、同価格帯の有線イヤホンと比べてもリアリスティックでバランスの取れた音色が特徴的。あらゆる楽曲に対応できるイヤホン。
注意点:音質に関しては、キックドラムやベースギターなど低音はやや大きめに強調される傾向があったり、「t」や「s」などボーカルの子音やギターのフレットの音、シンバルの音もはっきりめに聞こえたりします。だからといって不快になることはありませんが、もう少し控えめだったらなお良かったかもしれません。ケーブルに関しては絡みにくいのが好感な一方で、動くとノイズが混じるのが難点。歩きながら使うと少し気になるかもしれません。
とことん音質にこだわる人におすすめのヘッドホン:「Monolith by Monoprice M565C」
つけ心地よし、音質よしのプラナー・マグネティック・ヘッドフォン。この価格にしてこの性能は、もはや無敵。
こんな人におすすめ:とことん音質にこだわる人。持ち歩くのにかなり気を使うほど繊細/高価ではないヘッドホンを探している人
おすすめポイント:「Monolith by Monoprice M565C」は数万円高い製品と比べても負けないほどの音質が魅力。ディテールが緻密で、あらゆる音楽に最適。イヤーカップにプラナーマグネティックドライバー技術を採用していて、周囲のノイズを抑えてくれます。ケーブルは交換可能。保証期間は5年と最長!
注意点:つけると存在感があるヘッドホンなので、ちょっぴり話しかけないでオーラが出てしまう可能性あり。折りたたみできず、ハードケースも大きいため持ち運びには多少不便かも。音質としては、中音域の音が若干弱めで、高音域はもっと強調されても良いという声も。動くとノイズが混じることもあり。リモコン/マイク機能のあるケーブルはなし。
※価格など表示内容は執筆現在のものです。変更の可能性もありますので、販売ページをご確認ください。は
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