「アイアンマン」と呼んでいるパイロットも。
2020年10月にも話題になった、ロサンゼルス国際空港(LAX)付近で相次いで目撃された謎の“ジェットパック人間”。高度6,000フィート(約1,829m)の高さを飛んでいることから、ラジコンで操縦する人型ドローンの可能性も示唆されたほどでした。
そんなジェットパック人間が、またLAX周辺で飛んでいたという情報が入ってきました。
1件の報告で管制塔は大忙し
今度は7月28日に、ボーイング747のパイロットより、LAXからおよそ24km東の場所にて、「高度5,000フィート(約1,524m)で見かけた」と管制塔に報告が入り、職員たちはすぐさま近辺を飛行している航空機に注意を促しました。その一部の音声がこちらです。
パイロット:ジェットパック男らしきものが視界にいます。
管制塔:左側ですか?それとも右側ですか?
パイロット:右翼です。
管制塔:高度は分かりますか?
パイロット:およそ5,000フィートです。
管制塔:スカイウェスト3626へ、…UFOを見ましたか?
パイロット:我々は探していましたが、アイアンマンは見かけませんでした。
パイロットたちは呼び掛けに応えたものの、どうやらジェットパック人間は消えてしまったようで、その後の目撃はありませんでした。また、連邦航空局に協力しているFBIの調査でも、証拠は発見されずじまいだったのだそうです。
実際に飛んでいる姿
ちなみに、こちらは2020年12月21日に撮影された動画。LAXの南に位置するパロス・ヴァーデス上空900m辺りの高さで、パイロット養成所の教員が撮影したものです。
こんなの見たらドキッとしますよね。
いまだに分からない未確認航空現象
一応L.A.にはジェットパックを作る企業があるものの、高度1km以上まで行って安全に戻ってくる商品は出回っていない上、5~10分程度の飛行でも大量の燃料を抱えて飛ぶか、パラシュートで落下してくることになるだろうと考えられています。
それにジェットなら騒音が激しく、近隣住民が気付くはずだという見解もあるため、以前に見たドローンの可能性の方が高いようです。仮にドローンであっても超高性能なので、すっごいことなんですけどね。
いつか正体が明らかになるでしょうか? 続報に期待しましょう。
Source: YouTube, Instagram via INTERESTING ENGINEERING, THE DRIVE, CBS NEWS