【本日発売】『ときメモGS4』をとりあえずエンディングまで最速プレイしてみた正直な感想「伝統芸能レベルで過去作に似ていた … つまり最高だった」

ロケットニュース24

1995年発売のプレステ版・初代ときメモ(ときめきメモリアル〜forever with you〜)と出会って以降、私は本シリーズのナンバリングタイトルを全てプレイしてきている。もちろん女性向けの『ときめきメモリアル Girl’s Side』(ときメモGS)シリーズも死ぬほどやり込んだ。

ときメモはシステムそのものがベラボーに面白いため、個人的には男性向け・女性向けどちらも同様に好きである。とはいえ、私は女性。どちらが「より “ときめく” か」と問われたら、僅差でGSなのだろう。

ってことで本日発売の『ときめきメモリアル Girl’s Side 4th Heart』(Nintendo Switch)も、さっそくエンディングまでプレイし終えた。購入を迷っている方のために、ときメモファンとしての総評をお伝えしておく。少しばかりネタバレを含むため、内容を知りたくない人は閲覧に気をつけてほしい。

・午前0時5分プレイ開始

なお私は現在フランスに滞在中であり、日本時間の28日0時はこちらだと27日17時にあたる。フランスからでも問題なく17時5分(日本の0時5分)からダウンロード版をプレイすることができた。便利な世の中になったもんだ。

さて結論から先にお伝えしておくと、GS4はかなり良質な “純血のときメモ” だったように思う。本作は初代ときメモからのシステムや世界観をほぼそのまま引き継いでおり、言われなければ新作だと気づかないほど過去作に似ている。極端な話「登場キャラが変わっただけ」と言ってもいい。

誤解なきようお断りしておくと、私は「ドラクエなら『4』、FFなら『6』の操作感のまま永遠に止まってほしかった」と思うタイプのゲーマーだ。こと『ときメモ』シリーズは初代が面白すぎた。よって「過去作に似ている」というのは、私にとって最高の褒め言葉なのである。


見よ、なんか童話風の幼少期の回想シーンからスタートし……



高校の入学式にて成長した幼なじみと再会する狂気のプロローグ……


いや、ただの伝統芸能やないかこんなもん! ときメモ25年の歴史上ではシステム変更を試みたタイトルもあったと記憶しているが、令和の時代によくぞここへ還ってきてくれたと思う。まずは制作陣に熱烈な拍手を送りたい。ありがとう!


・とりあえず主役狙いで

ときメモGSシリーズのシステムはご存知のとおり。プレイヤーは主人公として3年間の高校生活を送る。その間に自分磨きなどをしつつ次々登場する男子たちと交流を深め、最終的に意中の男子から告白されればハッピーエンド……という流れだ。

とりあえず今日のファーストプレイ、私は主役の位置付けにある「風真くん」に狙いを定めることにした。昔から「主人公の幼なじみ」は最難関と相場が決まっている。

ちなみに私は事前情報の段階から「1年後輩の氷室くん」が一番のお気に入りだったのだが、先に風真くんを狙いにいくのには “本作の難易度を確かめよう” という目的があってのことだ。過去のシリーズ某作では初回プレイにも関わらずあっさり主役の告白を受けてしまい、初日にしてソフト封印となった苦い思い出がある。

思い起こせば初代ときメモにおける “ヒロイン・藤崎詩織の難易度” は凄かった。対して詩織以外の女性キャラの難易度の低さもハンパではなく、当時は子供ながらに「スクールカースト」について考えさせられたものだ。

しかしあの難しさがあったからこそ、初代はベラボーに面白かった。本作の藤崎詩織ポジションにいる風真くんには、並大抵のことでは落ちない男らしさを期待したい。


・圧倒的な安定感

さて先ほども述べた通り、本シリーズをいくつかプレイした経験のある人にとって、GS4の世界は最初から最後まで心地よい安定感に包まれたものだろう。

おなじみのパラメーター上げの合間に……

デートの約束をこぎつけ……

体育祭に参加してみたり……

部活に入ってみたり……

誕生日をスルーされたり……

試験を受けたり……

うっかり部活をクビになったり……

修学旅行で枕投げをしてみたり……細かい演出やBGMに至るまで「まるでレトロゲームをプレイしているかのような」おなじみの光景が繰り広げられる。

また「学食システム」「相手にタッチできる」「過去作品の人気キャラが密かに出演している」といった、邪魔にならない程度の新要素も多数登場。何度も言うが、一度でもときメモにハマったことのある人ならきっと満足がいく仕上がりなのではないだろうか。


・で、結果は……

ときメモの進め方をそれなりに把握している私は今回、ゲーム内の3年間をピッタリ6時間で完走。気になる結果は……


誰からも告白されなかった!!!!!


嬉しいけどやっぱり寂しい!


風真くんとかなりイイ感じになりながらも告白を受けられなかった原因は、おそらく “パラメーターの偏り” によるものと推測される。新要素「主人公が記者として記事を書く」の効果をうまく把握できなかった私は、最終的に謎の “流行に超敏感だけど運動できないヤツ” になってしまった。

学力テストでも1位を取ることができなかったし……まぁ、主役である風真くんがこの程度の女になびかなかったのは幸いだ。

……とはいえ風真くんの私に対する態度、訴えられてもおかしくないレベルに思わせぶりだったけどね!? こんな男に恨みのひとつも言わない主人公(プレイヤー)の明るい性格も、ときメモシリーズの魅力のひとつと言えるだろう。

なお、私の今回のエンディングは「親友ルート」に分類されるものだったようだ。最後まで登場しなかったキャラも複数人いるし、これ1本であと数カ月は楽しめそうである。歴史と伝統の詰まったときメモ最新作、初見の人もぜひ手に取ってみてくれ!


参考リンク:コナミ公式サイト
執筆:亀沢郁奈
ScreenShot:ときめきメモリアル Girl’s Side 4th Heart(Nintendo Switch)

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