北海道の代表的な製菓メーカー、六花亭。その美味しさはたびたび話題になり、弊サイトでも何度も取り上げている。
そんな六花亭で一番美味しいスイーツって、なんだと思いますか? マルセイバターサンド? それともストロベリーチョコ??
……ノンノンノン。六花亭で一番美味しいスイーツは、『サクサクパイ』だ! 旅行で北海道を訪れた人はもれなく全員食べるべき!!
・北海道へ来たら六花亭へ行こう
2022年9月現在、六花亭は北海道内に70ほどの店舗がある。
思っていたよりも多いと思ったら、独立店舗以外にショッピングモールや百貨店の中にも出店しているのだそう。道民の生活に根差し、愛されているということなのだろう。
今回筆者が訪れたのは六花亭 帯広本店。六花亭の本拠地である帯広市内にあり、喫茶店やお得意様ラウンジも備えた大きめの店舗だ。
入店すると、さっそく発見!
サクサクパイ! ……と、雪こんチーズとマルセイアイスサンドっていうのもあるんだな。どれも一部の店舗のみで手に入るレア商品。
それにしても、驚いたのは価格の安さ。なんていったってサクサクパイは200円、雪こんチーズは230円、マルセイアイスサンドは230円。全部購入してもたったの660円なのだから!(価格はすべて税込)
もちろん筆者は3つともゲットしたぜ!
2階にある喫茶室でも食べられるらしいが、営業時間は11時~16時。筆者が訪れた時には既に閉店していたため、1階の店舗内の立食スペースにて食べさせてもらうことにした。
・マルセイアイスサンド
まずいただいたのはマルセイアイスサンド。
本家のバターサンドよりも薄いラングドシャのようなクッキー。その間にホワイトチョコとバター味のアイスが2重に挟まっている豪華な仕様である。
したがって、ぶ厚さもこの通り。本家バターサンドの2倍ぐらいの厚さを想像してもらえたらいいだろう。
注文を受けた後にサンドしているというクッキーは、一切の湿気を感じないサクッと軽い食感。崩さずに食べるのはなかなか至難の業だ。
一口食べれば、ホワイトチョコとバターのゆるやかな甘みに脳みそが溶けそうになる……。
バターサンドと味は似ているが、より口溶けが滑らかであっさりめな印象だ。
そして驚いたのが、レーズンの美味しさ。
よりウェッティー&ホヨホヨとしていて、噛むと「シャク」と濃厚な味が染み出してきた。もしかしたらバターサンドと同じものが使われているのかもしれないが、アイスに混ぜられることで食感や水分量が変わっているのかもしれない。
・雪こんチーズ
続いては雪こんチーズ。
人気の定番菓子『雪やこんこ』に使われているココアビスケットで、ベイクドチーズケーキをサンドしたスイーツだ。
クッキーのサクサク感を損なわないため、2時間以内に食べることが推奨されている。
第一印象は、とにかくチーズケーキが濃厚! 今回食べた中では一番食べ応えがあるな。
こっくり甘い&しっとりフカフカなチーズケーキと、さっぱりビター&サクサクなビスケット。一緒に食べた時のバランスがかなり考えられている印象を持った。
なお、帯広本店ではセルフサービスでコーヒーの提供があったのだが、雪こんチーズとコーヒーの相性はマジで最強。この記事を読んで六花亭に行く方は必ずコーヒーもゲットしてほしい。
・サクサクパイ
サクサクパイは厚さ1cm以上もある筒状のパイ生地の中に、生カスタードクリームがたっぷりと入っているお菓子。パイのサクサク感を損なわないため3時間以内に食べることが推奨されている。
「見た目ちょっと地味だな」なんて思っていたが、一口食べて自分の愚かさに気がついた。
うっっっま……!!!
口の中で革命が起きている!?
驚かされたのは、サクサク・パリパリな食感。ASMRの素材として使ったとしたらエース級に超優秀だろう。
例えるならばよく晴れた秋の日、完全に乾燥した落ち葉の上に足をゆっくりと乗せた時みたいな……なんて表現で伝わるのだろうか? とにかく噛んだ瞬間に気持ちいい音をたてるのだ。
もちろんミルクがたっぷりと使われた生カスタードクリームは美味しくてたまらない。モッタリとした口触りなのにしつこさを感じさせないんだけど、これは魔法なのかな?
北海道へ来たらマストで食べて欲しいのだが、現在は一部店舗のみでの限定販売。レアなスイーツである。
六花亭によると取扱店舗は季節やその他状況で変わるため、フリーダイヤル0120-12-6666(9:00~18:00)へ確認してほしいとのこと。いつか全店舗で提供されるようになったらいいのになぁ……!