コンクリートジャングルならぬ電柱ジャングルの写真が続きます
知らない土地に旅行に行ったとき、自分と同じ高さや地面ばかりを見てばかりいないだろうか?
知らない場所でも見上げてみると意外な発見がある。
例えばベトナムの電柱電線、それはアートな世界。ベトナムは雑貨やアオザイだけじゃない、電柱電線を見るだけでも来る価値はあるってものですよ!…多分ね。
※2006年7月に掲載された記事を、AIにより画像を拡大して加筆修正のうえ再掲載しました。
変なモノ好きで、比較文化にこだわる2人組(1号&2号)旅行ライターユニット。中国の面白可笑しいものばかりを集めて本にした「 中国の変-現代中国路上考現学 」(バジリコ刊)が発売中。
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ベトナムの電柱は何がすごいのか
とはいっても、自分ひとりベトナムの電柱について熱く語っていてもしょうがない。いくら親しい友人にだっていきなり「ベトナムの電柱ってさあ…」なんていったところで怪しい人扱いされて終了だ。そこでまずはベトナムの電柱1本にスポットをあてて解説する。
丁寧に解説するつもりなのでついてきてくれ。お願い。
これのどこが模範的なのかはさておき、ベトナム電柱を部分部分ごとに紹介すると
と、これらの特徴が相まってベトナム的な電柱美をつくりだす。無機質で、ダークな色で、アバウトで、でもカッコイイ。おそらく建物にこだわるライターの大山顕氏なんか好きなんじゃないだろうか。
電柱と電柱に絡む無数の電線の美を発見してから、ベトナムで上を向いて歩くのが好きになった。電柱それぞれが個性があるので、面白い電柱を発見するだけでも楽しいのだ。次のページではベトナム電柱コレクションを紹介しよう。
ところで電線が梳いた髪の毛にも見えるんですよ。だから超巨大高枝切ばさみで、幾重にも重なった電線をちょっきんしたらカタルシスを感じるだろうな~とか思ったのは自分だけですかね。あぶないですね、すいません。
ではベトナム電柱コレクション始めさせていただきます
さて前ページでベトナム電柱の素晴らしさを伝えたことだし、ここから印象に残ったベトナム電柱の写真をいろいろ出していこうと思う。
まだまだ続くよ。ベト電コレ
ベトナム電柱コレクションと書くのは長いのでベト電コレと略してみた。なんだかイタ電や都電みたいな響きだ。
ざっとベトナムの電柱を紹介した。アバウトな電柱と電線が織り成す景色は実に芸術的だ。日本でも中途半端に電線を張り巡らせて景観がよくないと言われるくらいなら、いっそのことこれくらい徹底的にアバウトにしたら…と提案しようと思ったけど、地震が来るとき大変だから無理か。
自分自身が行ったベトナムなんて、ベトナム全土からいえばほんのごく一部だけれど、それでも面白電柱は数限りなく見つかる。ベトナムへ行く機会があればぜひ電柱をお探しあれ。これよりも素敵な電柱のある風景はいくらでも見つかるから。