北方4島の返還? 岸田氏に疑問 – 鈴木宗男

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 13日のムネオ日記で戦後の日露関係に触れたが、tokoton山の男さんから、「元欧亜局長の東郷和彦さんが2017年3月に出された『返還交渉―沖縄・北方領土の光と影』」に書かれている一部を引用されたコメントを戴きましたが、私も同じ思いです。

 Takaさん、チョモ・ラン・マーさん、キタアキオさん、さださん、有難うございます。最もなご指摘です。

 外交には相手があり、日本が100点、ロシアが0点はなく、また、その逆もありません。お互い良かったという結論に向け、向き合っていくしかないと考えます。

 昨日、自民党総裁選に出馬表明している岸田文雄氏が記者会見で、「ロシアとの北方領土交渉について『北方四島の返還に向けて努力を続けている』と述べた。1956年の日ソ共同宣言を交渉の基礎に位置付け、事実上の歯舞、色丹の2島返還路線に転換した安倍晋三前首相の方針を継承するかについても回答を避けた。」(北海道新聞5面)と報道されている。

 安倍総理のもとで4年外相を務めた岸田氏である。2018年11月のシンガポール合意をどう受け止めているのか。

 2島でも厳しい交渉なのに、今、また4島と先祖返りをして生産性があるのだろうか、甚(はなは)だ疑問である。今になって原理原則を言って、解決の道が拓かれるのか心配である。

 自民党総裁選挙も出馬を決めている3人は動きが活発化している。

 立憲民主党の枝野代表が自民党総裁選挙を批判しているが、「国のトップリーダーを争う熱気に、枝野氏の声は戯言(たわごと)に等しい」といった声が寄せられた。

 国民はよく分かっていると頷くものである。

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