この連載を始めてから、乾そばのパッケージの裏面を見る癖(くせ)がついた。メーカーを確認したいのである。意外と「これも●●●●なのか!」みたいに、商品は違えど同じメーカーが作っていることが多いのが乾そば業界。
その中にあって、「株式会社 自然芋そば」という社名は初見だった。場所も新潟、連載初。期待に胸躍(おど)る商品名は『越後伝統へぎそば 自慢ののどごし』。価格は3束入りで税込354円なので、1人前118円だーっ!
ちなみに “へぎそば” について知らない人のためにパケ裏に書いてあることを引用すると──「へぎそばとは、新潟県中越地方(小千谷)で布海苔(ふのり)を使って打たれたそばがへぎという器に一口ずつ手振りにして盛ってあるそば」のことを言う。それではさっそく……
デカい鍋にたっぷりのお湯を沸かし……
4分〜5分茹でたら……
ハイ完成。
して、そのお味は──
これ美味いな。最初つゆなしで食べた時は「ン?」となったが、つゆありで食べるとポテンシャル大爆発! つゆという衣をまとってのどごしよく喉の奥を駆け抜けていく。気持ちいい……! “蕎麦蕎麦していない蕎麦” が好きな人(更科寄り)なら、これアリかもしれませぬ。
「家そば」か「外そば」かで言えば、つゆありなら外。つゆなしなら家。つまるところ、つゆが活きる “ツユイキ” の蕎麦だ。冷か温なら冷のほうが美味いだろうねえこれは。いろんなつゆで試してみたい。ごちそうさまでした!
執筆:GO羽鳥
Photo:RocketNews24