動画
本名も素性もわからない「ただの薬売り」が、人の情念や怨念にあやかしが取りついて生まれる「モノノ怪」を退魔の剣で斬りながら旅していく姿を描き、2007年にフジテレビ系列「ノイタミナ」枠で放送されたアニメ「モノノ怪」が、15周年記念プロジェクトで劇場アニメ化されることが発表されました。
劇場版「モノノ怪」ティザーサイト
https://www.mononoke-movie.com/
公開された特報映像はこんな感じ。前半に「モノノ怪」を振り返る映像が組み込まれていますが、当時の視聴者を驚かせた斬新な映像表現はまったく色あせていないことが感じられます。
劇場版『モノノ怪』特報映像/15周年記念プロジェクト解禁PV – YouTube
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劇場版制作に向けてのキャスト&メインスタッフの意気込みは以下の通り。
薬売り役・櫻井孝宏さん:
作品のルーツは2006年にノイタミナでオンエアされた「怪〜ayakashi〜」の一編でした。
その名も「化猫」。
数年を経て『モノノ怪』が始まり、その結びの一編もまた「化猫」でした。
そして2022年。
化猫に始まり化猫に終わっていた作品が三度動き出します。心の底から楽しみです。
山本幸治プロデューサー:
最初の作品である「化猫」を見た時、画面を見ていて酔うような感覚と、自分の現在位置を見失うような不安を覚えました。
15年以上前なので当時はまだハイビジョン普及前で、画質も荒く今のような横長の16対9の画面でもない小さな画面でした。
この世界観を密度の濃い大きなスクリーンで表現できたらもっとすごいことになるだろうと思いました。
中村健治監督の久しぶりの、そして原点でもある作品です。
いくつもの困難を越えてようやく企画が実現しました。
お楽しみに。
中村健治監督:
今、私達は個人の幸せと組織や社会全体の幸せが合致する世の中で生きているのでしょうか。
自分はあることですごく辛いのに、世の中・社会全般ではそれが普通だと判断されていたりすることはないでしょうか?
さらに言えば、歴史上で個人と社会全体の幸せが合致して上手くいっていた世界なんてあったのでしょうか?
その矛盾から生じた捻じれた気持ちと情念を描きながら、産まれてしまったモノノ怪をまるで私達自身を斬るかのように鮮やかに薬売りに斬ってもらいたいと思っています。
今回の劇場版制作発表の応援企画として、クラウドファンディングも実施されます。金額は5000円~15万円まで9つのコースに分かれており、劇場版制作レポート閲覧権や待ち受け画像等の特典が用意されています。
うぶごえ | 【アニメ『モノノ怪』十五周年】 新作劇場版制作プロジェクト
https://ubgoe.com/projects/193
Mononoke movie by 「Mononoke」 15th anniversary project — Kickstarter
https://www.kickstarter.com/projects/mononoke15th/mononoke-movie
さらに、舞台化も発表されています。詳細は続報で明かされるとのこと。
これらの情報は、アニメ「モノノ怪」15周年記念祭の中で発表されたもの。
アニメ「モノノ怪」十五周年記念祭【6/18(土)17時~生配信】 – YouTube
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15周年を記念して、6月24日(金)18時から全12話、および前身となった作品「怪~ayakashi~」の1エピソード「化猫」全3話がYouTubeLIVEで一挙配信されます。さらに7月にはFOD、TVer、GYAOで順次無料配信予定だとのことです。
また、15周年を記念して、豪華絵師15名による描き下ろしビジュアル公開企画が公式Twitterで行われます。まず第1弾として、「モノノ怪」のコミカライズを担当した蜷川ヤエコさんによるビジュアルが公開されています。
アニメ「モノノ怪」十五周年記念サイト
https://www.mononoke-15th.com/
©モノノ怪製作委員会
©ツインエンジン
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