これはヘッドセットがいらないメタバース……?
その場に居ながらにして、自由に場所を移動できることが広域な意味でのメタバースとするならば、監督 オダギリジョーが経験したことは、まさにメタバースにおけるロケーションハンティングだと言えそうです。
何を言っているのか意味がわからない?
では、実際に目で見てもらいましょう。オダギリジョーによる「Vocument」です。
次回作のアイディアを求めてさまざまな背景をめぐるドキュメンタリーと思いきや、実はLEDを使った「バーチャルプロダクション」を背景に撮影しています。
実際には2日間外に出ていないのに、約5万キロも移動しているかのよう。
見ているときに、「インスピレーションが湧いてくるのを求めてこんなに贅沢に移動するなんて、どんな予算感なのよ」と驚き半分、呆れ半分で見ていましたが、まさかこんな仕掛けがあったとは……。
というわけで、リアルと見紛う没入感の「バーチャルプロダクション」を前に一句。
行けぬなら 来させてみよう ロケーション
お後がよろしいようで。
Source: フジテレビュー