「コロナはインフル程度」に指摘 – かさこ

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コロナはインフルエンザ程度だ!というのが仮に本当だとしても、まるでインフルって軽い病気みたいな印象だけどインフルって結構大変だからねってこと知らない人多いんじゃないかな。

あれは24歳の頃。
私は冬休みを前にインフルエンザにかかった。
冬休みに楽しみにしていたインド旅行に行けなくなり、やむなく直前キャンセルでお金も無駄に。
ただインドに行けなくなっただけでなく1週間ぐらい高熱でうなされ、ほんと死ぬかと思ったぐらい苦しかったことがある。

それで私、会社を辞める決断したんです。
「明日死んでも悔いのない人生を」と思って会社を辞めようと決めたはインフルエンザにかかって死ぬかと思うぐらい大変だったから。

コロナの登場により「インフルエンザはたいしたことない」と思っている人多いんじゃないかな。
毎年1000万人感染し、1万人が死ぬ病気。
もちろん中には軽い症状の人もいるだろうし、年によってだいぶ症状も違うかもしれない。

死ぬ確率でいえば低いけど、かからないことに越したことはない。
それこそ今のコロナのように重症者にカウントされなくても死ぬぐらい苦しい思いをする場合もある。

インフルエンザには個人事業主になってからも一度かかった。
20代の時ほどひどくはなかったが、3日間ぐらいはまるで動けず。
そして何よりもインフルにかかったら仕事がとまってしまうという方が会社員でない私にとってリスクだった。

だからここ数年間はインフルエンザにならないよう気をつけていた。
20代の時の1週間高熱で死ぬ思いみたいなこともあるけど、今かかったら仕事がとまってやばいということもあったから。

コロナはインフルエンザ程度だ!って言っている人の多くはインフルエンザの怖さ知らないんだよ。
仮にコロナがインフル程度だったとしても、うつす行動は減らした方がいいし、うつされる行動も減らした方がいい。

コロナ前の話だが、2019年12月にインフルが猛威をふるう中、イオンが店員のマスク着用を禁止するというニュースがあった。
着用を義務化じゃないよ。
着用禁止だよ。

そのニュースに猛反発した記事を書いた。
インフルが猛威をふるう中、なぜマスク着用を禁止するのか?
むしろ義務化する方がよっぽど客のためにも店員のためにもなるのにと。

でもその時って今と違って、「マスクしたら失礼だ」みたいな感覚の人が多かったから、私の猛反発記事は共感をあまり得られなかった。
イオンに限った話ではなく、インフルのリスクを過小評価する人があまりに多かった。

そしてコロナになった。
180度価値観が変わった。
マスクつけてるなんて失礼だ!ではなく、マスクつけないで接客するなんて失礼だ!といった風に。

新型コロナの感染者が日本で激増しているが、これまで死者のほとんどは70代80代で、65歳以上の2回ワクチン接種率が約75%に達しているおかげで劇的に高齢者の感染者も重症者も減っているので、今後、感染者数が増えても重症者や死者は今までのような率では増えないはず。

ただだからといって対策を手抜きしてコロナに感染してしまい運良く無症状ならいいけど、別に死ななくても重症者に区分されなくても仮にインフル程度の症状なら結構しんどいから。

コロナを過剰に怖がる必要はないけど、コロナはインフル程度だからまったく怖がらなくていいというのはインフルエンザの怖さを知らない無知な人間の無責任な言葉で、インフル程度ならまじで結構大変。

感染対策さえしっかりすれば、15分以上マスクなしで会話するような場面がなければ出かけてもいいし、家族だけで外食してもいい。
ステイホームする必要はまるでない。

ただならないに越したことはないわけで、ワクチンもう打ってる人は無敵気分でいるのかもしれないけど、64歳以下の人はまだまだほとんど打てていないというか予約すらできないので、過度に怖がりすぎず過度に軽視しすぎず感染対策しながら動けるものは動いて楽しんだ方がいいですよ!

*ただ状況はどうなるかわからない未知の部分も多いので、状況が悪化するなら対応や行動は変化させた方がいい。

ただ何度もいうようだけど、インフル程度っていうけどインフルって結構大変だから!

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