国民的軽食と言えば、真っ先に思い浮かべるであろうヤマザキの『ランチパック』。ふんわりとした食感、豊富な種類、どれを取っても軽食界のキラーコンテンツと呼んでしかるべし。ちなみに私(耕平)は、週に最低3回は食べる自称「ランチパッカー」だ。
ただその種類の多さだけに、まだまだ食べたことがない商品がどれほどあるか計り知れない。そんな「ランチパックの向こう側」を見たい感情が抑えられず、全国各地の「ご当地ランチパック」を取り扱う、ヤマザキ創業の地に足を運んだ。
・ランチパッカーの聖地
千葉県市川市にある、JR市川駅の北口から徒歩30秒のところに『ランチパックの聖地』は存在する。その名も「ヤマザキプラザ市川」。
店内に入ると、イートインコーナーもあるベーカリーの奥に「ランチパック」のコーナーがある。
圧倒されるくらいの豊富な種類! まさにランチパッカーの聖地だ。ちなみに「ランチちゃん」と「パックくん」というキャラクターもいるらしい……知らなかった。
これだけ種類があると、どれを買おうか迷ってしまうほど。そこで店員さんに売れ筋ランキングベスト5を聞いてみた。対応してくれたのは、その名も「山崎さん」。
顔出しNGだったが、すごく丁寧に、なおかつ楽しそうに売れ筋のランチパックを教えてくれた。まさに「ヤマザキの申し子」と呼べる接客に感動!
・売上ベスト5を食べてみた
ということで、訪問した2月上旬時点のランチパック売れ筋ランキングベスト5を買ってきたので、実食レビューをお届けしよう。
1位「チョコレート入れちゃいました」
不二家の「ペコポコチョコレート」とのコラボ商品。実は訪問当日には売り切れていて、予約して翌日に取りに行ったくらいの人気商品だ。パンを割ってみると、その名の通り分厚い板チョコが丸ごと入っている。
ということで、実食!
うん! 美味い!!
硬めのチョコの食べ応えとホイップがしっかりマッチしていて、スイーツとしてもかなり優秀。これが1位なのは納得がいく。もし店頭で見かけたら即買いすることをオススメしたい。
2位「肉厚メンチカツとベーコン入りエッグ」
2位には惣菜系の商品がランクイン! 2種類が味わえる「アソートランチパックシリーズ」の商品だ。メンチカツの方は単品でも販売されていて私も何度となく食べているため、正直今さら感はある。が、改めてみると具がギッシリ。
食べてみると……
安定の美味さ。一方のベーコンエッグの方も、単品では売られていないものの、「ミックス3種のおいしさ」という商品の中の1種として入っている。
さて、味はいかに……
こちらも食べたことある味だが、相変わらず好きな味だ。ランチパックのたまご系商品は、ホントにふわふわ感がたまらない。
3位「フィヤンティーヌショコラとクレーム・ド・フロマージュ」
3位には日本トップレベルのパティシエ、辻口博啓氏が監修を手がけているスイーツ系の新商品がランクイン! 1位の「チョコレート入れちゃいました」同様、片方にはミルク板チョコとナッツ系のプラリネクリームが入っていて……
もう一方は、カスタードとレアチーズ風味のクリームが入っている。
味はもちろん2つとも美味い! 個人的には1位の「チョコレート入れちゃいました」より、こちらの方が大人の甘さが引き立っている感じで、好きな味だ。
4位「豚肉の赤ワイン煮込み風」
こちらは惣菜系の新商品。神奈川県の藤沢ブランドの豚肉「湘南ポークオリーブプレミアム」が使われていて、赤ワインを使った洋風の煮込みが入っている。
口に運ぶと……
うめぇェェェェッッッッ!!!!!
今まで食べたランチパックの中でも、ヘタしたらトップなんじゃないかと思う美味さ。パンとの相性も最高だが、もし中身だけ別売りで売っていたら、大量買いできるほどのクオリティだ。1位から3位の商品も間違いなく美味いが、この商品は個人的に別格と思えた。
5位「ホワイトチョコと板チョコ&ホイップ」
再びスイーツ系の商品がランクイン! こちらは前述のスイーツ系商品とは違い、シンプルな2種類の商品。こちらも2位の「肉厚メンチカツとベーコン入りエッグ」同様、それぞれ過去に単品で販売されていたものだ。ちなみに板チョコは やや薄め。
もう一方はホワイトチョコクリームがギッシリ。
味は美味いが食べ覚えがあるからか、新しい気づきなどは残念ながら無かった。
──食レポは以上になるが店員の山崎さんいわく、歴代で一番売れているのはダントツで「ピーナッツ」らしい。
ちなみに取材当時、1位は揺るぎなかったが、2位〜5位は日々変動しているとのことだった。また今月も「キーマカレー」などの新商品が出ているので、ランチパッカーを自称する人は、ぜひとも「ヤマザキプラザ市川」に足を運んでいただきたい!