【超実話】ラスベガスでハンバーガーを食べ残したら「ナースに尻をスパンキング」されたでござる

ロケットニュース24

食べ残しは良くない。本当に良くない。私(サンジュン)がロケットニュース24で執筆活動をしていても、食べ残しには多くの批判が寄せられる。「食べ物で遊ぶな!」とはごもっとも、全くもってその通りとしか言いようがない。

……が、つい先日出かけて来たラスベガスにて、私は不覚にもハンバーガーを食べ残してしまった。そんな私を待ち受けていたのは、ナースによる尻のスパンキング。意味が分からないと思うが「ナースによる」「尻の」「スパンキング」であったのだ。

・ラスベガスの超有名店

海外旅行はグルメ旅と決めている私だが、ぶっちゃけアメリカでは「あれが食べたい」「これが食べたい」というものがほぼ無い。4日ほどのラスベガス滞在中、半分以上の食事がハンバーガーであったことを伝えしておこう。まあ好きだからいいけど。

で、せっかくならば美味しいハンバーガーにありつきたいとネット検索を駆使した結果、辿り着いたのが『ハートアタックグリル』というハンバーガーショップ。なんでもラスベガスでも1、2を争う超有名店とのことだ。

『ハートアタックグリル』はラスベガスのメインストリート「ストリップ通り」からまあまあ離れたダウンタウンにあり、徒歩での移動はオススメしない。私は友人たちと3人、タクシーで『ハートアタックグリル』に訪れた。

・コンセプトは病院

さて、ここで『ハートアタックグリル』のコンセプトを明かしてしまおう。同店は病院という設定のハンバーガーショップで、女性店員さんは全員ナース服を着用している。入店した客がまずやることは、白衣に着替えて患者になることだ。

またアメリカなのにカード払いは不可能で、その理由は「うちに来るような客が引き落とし日まで生きている保証がないから」とのこと。キャッシュレス大国アメリカであるにもかかわらず “現金払い” が大前提だ。

さらに『ハートアタックグリル』は巨漢のお客さんがもてはやされ、なんと体重160kg以上のお客さんにはハンバーガーが無償で提供される。この日も突然マイクパフォーマンスが始まったかと思いきや、巨漢の男性客が全員の前で体重計にのっていた。な、なんなんだ、この店は……!

・名物、尻スパンキング

んで『ハートアタックグリル』で最も有名なのが、食べ残した客はナースにお尻をシバかれるというシステム。そのスパンキングがポーズだけではなく「容赦ないガチシバき」であることが『ハートアタックグリル』の名をとどろかせている理由らしい。

冒頭でもお伝えした通り、食べ残しは良くない。絶対によくない。尻をスパンキングされた方が画(え)的には美味しいかもしれないが、育ちの良さで知られる私としては「絶対に完食する」と意気込んでいた。結果、選んだのがパティ4枚のバーガーだ。

ハートアタックグリルでは8段までのバーガーがあるが、4段ならギリ倒せるハズ。なぜならこの前日、私はマクドナルドで「トリプルチーズバーガー」と「ビックマック」を余裕で平らげていた。5枚のパティをものともしなかった私にとって、4段はもはや楽勝なのかもしれない。

加えて過去にはバーガーキングの「超ワンパウンドビーフバーガー」を1個半完食していることも「4段ならイケる」と私を後押しした。4段バーガーの価格は22ドル93セント(約3093円)。俺にペロリと平らげられてしまうがいい……と思いきや!


ええええええええ!!!


ウソーーーーーン!!!!!!


最初から無理なヤツやん! 最初から無理なヤツやん!!


・最初から無理なヤツ

そのボリュームは一目で相手の戦闘能力を奪い去るほど圧倒的。視界に入った瞬間に悟った「絶対に無理だ」と──。少なく見積もってもビッグマックなら4個分、超ワンパウンドビーフバーガーなら2個半分はあるハズだ。いや最初から無理なヤツやん!

だがしかし、私は一心不乱に食べ続けた。食べ物を残すのは良くない! わざわざ日本から来たのは負け試合をするためじゃない!! なんなら俺は痛いのが嫌いなんだ! ラスベガスに巻き起これ……


サンジュントルネードォォォオオオオオ!!!!


全然減ってねェェェエエエエエエエ!!!!


結果的に私は4段バーガーを食べ残してしまった。肉がメチャメチャ厚かったことや、生の玉ねぎがやたらと大きかったことがあるにせよ「対戦相手を間違えた」ことが敗北を喫した最大の理由である。本当の本当に、心の底からごめんなさい。

・公開スパンキングタイム

で、ここからはナースに呼び出され、公開スパンキングタイム! ナースは特製のベルト(?)のような道具で尻をシバくらしいが超おっかねえ!! 結果、3発のスパンキングを喰らい……



尻が死んだ。


後から動画を見直してみたところ、オーディエンスが1発ごとにヒューヒュー言っていたが、そんな記憶は一切なし! なぜならマジでスパンキングが痛かったからである。「絶対に食べ残しはしない」……ビリビリする尻をなでながら、私は固く誓ったのであった。

とまあ、ここまで込みで楽しめる『ハートアタックグリル』は、ラスベガスならではのエンターテインメント型バーガーショップである。他ではちょっとあり得ないお店なので、ラスベガスへお立ち寄りの際はぜひ足を運んでいただきたい。でも食べ残しは良くないよ!

参考リンク:Heart Attack Grill(英語)
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

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