ニコラス・ケイジがニコラス・ケイジ役で主演の「史上最高にニコラス・ケイジな映画」予告編公開

GIGAZINE
2021年12月17日 20時00分
映画



俳優のニコラス・ケイジ氏が経済的苦境から自身のファンという億万長者の誕生日会に出席するも、そのファンは実は麻薬カルテルのボスで……というアクションコメディ映画「The Unbearable Weight of Massive Talent」の予告編が公開されました。ニコラス・ケイジ氏が本人役として主演を務めるだけでなく製作にまで携わり、「THE MOST NICOLAS CAGE MOVIE EVER(史上最高にニコラス・ケイジな映画)」なるフレーズも飛び出すほどニコラス・ケイジ要素満載の作品となっています。

The Unbearable Weight of Massive Talent (2022 Movie) Official Red Band Teaser Trailer – Nicolas Cage – YouTube
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ムービーはエージェント(演:ニール・パトリック・ハリス)がニコラス・ケイジ(演:ニコラス・ケイジ)に「あなたは60万ドル(約6800万円)の借金がある」と公衆浴場で告げるところからスタート。


「わかってる、なんとかするつもりだ。だが、次の役さえ決まれば全部なんとかなるんだ」


ニコラス・ケイジ、それは生きる伝説。


「オーマイガーッ!ニコラス・ケイジ!私、あなたの大ファンなんです!」


行く先々でファンに握手や写真を求められ、それに快く応じるニコラス・ケイジ。


「『ザ・ロック』のニコラス・ケイジは最高だった……」「『60セカンズ』はひどかっただろ」「じゃあ『クルードさんちのあたらしい冒険』は?」「俺みたいなおっさんがあんなアニメ映画見るかよ!俺が見たのは『フェイス/オフ』と『コン・エアー』だ!」と、「ファンなら知っていて当然」とばかりにニコラス・ケイジ愛を試されるような台詞も。


「オファーが来ましたよ」「どんな?」


「スペイン南部で、さる裕福な紳士の誕生日会に出席するというものです」


「そんなことやらんぞ」


「100万ドル(約1億1000万円)なんですよ!」


「…… 受けよう」


「俺を呼んだハヴィってやつは俺に何をやらせたいんだ?俺に妻を抱いて欲しいとか、妻を抱いているところを見ておいて欲しいとか言われても困るんだが。わかるか?ダメなんだよ」


「私がハヴィです」と言ったのが、ニコラス・ケイジの大ファンという億万長者ハヴィ・ギタレス(演:ペドロ・パスカル)。


「ニック・ケイジだ」


銃をぶっ放すシーンや……


車で門を突き破る派手なアクションシーンも。


ギタレスの邸宅には、ニコラス・ケイジの蝋人形がある様子。


「グロテスクだ。2万ドル(約230万円)やるから、やめてくれないか?」


「史上最高にニコラス・ケイジな映画」


手を取り合って逃亡する二人が迎える結末とは。


「先に行け!」


「お前のことは一生忘れないぞ!ハヴィ!」


二人が頑張って乗り越えようとしていた崖はこんな感じ。


「ケイジさん?どうやら横に回るだけで良かったみたいですね」


「あー、そうね」


「The Unbearable Weight of Massive Talent」は2022年4月22日公開予定。日本での公開は未定です。

なお、俳優が落ちぶれた境遇を自虐的に取り入れた映画としては過去に、アクション俳優ジャン=クロード・ヴァン・ダムが製作・主演した「その男ヴァン・ダム」があります。

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