シャワーシーンのサービスショットもあり。
『ゴジラ-1.0』がアカデミー賞視覚効果賞を受賞し、あらためて日本怪獣映画の金字塔ともいえるゴジラに注目が集まっています。そしてまもなく、ハリウッド版ゴジラシリーズの新作が公開になります!
日米2大怪獣の共演、ふたたび!
2021年に公開された、『ゴジラVSコング』はご覧になりましたか? 壮大なエンディングが話題となり、これを超える続編を作るのは厳しいのではないか…とも言われましたが、アダム・ウィンガード監督が目指すところは、もっと別のところにあるようです。
もちろん、もっと多くの怪獣を登場させたり、アクションを派手にしたりすることも不可能ではないでしょう。しかし、監督が新作映画『ゴジラ×キングコング 新たなる帝国』で挑んだのは、ちょっとリスキーで斬新な試みだったのです。
アクションとは一味違う、「怪獣の素顔」に迫る
「この映画で私が盛り上がるポイントは、アクションではありません。もちろんアクション満載ではありますが…」とio9(米ギズモードのエンタメ部門)に語ったウィンガード監督。
私が一番熱くなったのは、アクションシーンの合間に、怪獣たちが交流する姿を見ることができたことです。それが本当に、ワクワクしました。ある意味、怪獣のキャラクター研究みたいになっていますね。
このアイデアは、ウィンガード監督がゴジラとキングコングの映画第2弾の構想を始めた、わりと早い段階で生まれたそうです。監督は、本作を製作する際の意気込みについて次のように語っています。
前作を超える作品にしよう、と思ったことは一度もありませんでした。自分たちが何か特別な、他とは違うことをやっているのはわかっていました。自分の二番煎じになっているとは、ハナから思っていません。
私は常に新境地を開拓することに力を注いできました。
今回は、怪獣の視点に寄り添った映画を作りたかったのです。
自分でそう決めましたから、きっと前作でできなかったことができるだろうと確信していたのです。
ウィンガード監督は、その一例として本作に登場する新たな大悪党の一人、スカー・キングの登場シーンを挙げています。
スカー・キングの登場シーンでは、怪獣しか出てこない時間が8分近くも続き、ほとんどアニメ作品のようになっています。周りに人間はいませんし、セリフもありません。物語をリードするのは、怪獣だけ。
それが、私たちが目指す道なのだと知ることで、前人未到の地へ皆さんをお連れするのだ、という自信を持つことができました。
『ゴジラ×コング 新たなる帝国』では、ゴジラとキングコングがただバトルするだけではありません。シャワーを浴びたり、眠ったり…など、これまでに見せたことのなかった姿を見ることができます(冗談ではない)。『ゴジラ×コング 新たなる帝国』は4月26日(金)に公開です。おたのしみに!