世界的な半導体不足やマイニング需要の高まりなどの影響で、世界中のグラフィックボード市場で品薄が続いています。そんな中、PCパーツメーカーのEVGAがグラフィックボードの盗難被害を報告しました。同時にEVGAは盗品の見分け方を公開し、盗品を購入しないように呼びかけています。
Notice of Stolen EVGA GeForce RTX 30-Series Graphics Cards – EVGA Forums
https://forums.evga.com/Notice-of-Stolen-EVGA-GeForce-RTX-30Series-Graphics-Cards-m3490851.aspx
EVGAはグラフィックボード・電源・マザーボードなどを展開するPCパーツメーカーで、2020年に登場したGeForce RTX 30シリーズのグラフィックボードもオーバークロックモデルや水冷モデルなどを幅広くラインナップしています。
そんなEVGAの公式フォーラムに、プロダクトマネージャーのジェイコブ・フリーマン氏が「2021年10月29日に、EVGA製GeForce RTX 30シリーズグラフィックスボードが、サンフランシスコから南カリフォルニアの配送センターに向かう途中のトラックから盗まれたことに注意してください」と投稿し、EVGA製グラフィックボードが輸送中のトラックから盗難されたことを明らかにしました。
加えてフリーマン氏は「盗まれた財産を購入または受領すること」がアメリカの州法や連邦法によって刑事および民事上の犯罪に当たると述べ、盗難されたグラフィックボードを購入しないように呼びかけています。
◆盗難品の見分け方
フリーマン氏は、グラフィックボードが盗難品であるか否かを見分ける方法を2つ紹介しています。1つ目の方法はEVGAの製品登録ページに購入したグラフィックボードを登録する方法で、普段通りに製品登録が完了したら正規品、登録が完了しなければ盗難品の可能性があります。2つ目の方法は、以下からアクセスできるEVGAの保証確認ページにグラフィックボードのシリアルナンバーを入力する方法です。
EVGA – Warranty – Check Status
https://www.evga.com/warranty/check.asp
EVGAは盗難されたグラフィックボードに対する保証やアップグレードを提供しないとのことです。
この記事のタイトルとURLをコピーする
・関連記事
密輸されたNVIDIAのグラボ300枚が漁船から押収される – GIGAZINE
ヤフオクに60万円でNVIDIAの未発表マイニング専用ボード「CMP 170HX」と思われる製品が出品される – GIGAZINE
AMDのリサ・スーCEOが「半導体不足は2022年の下半期には解消され始めるだろう」と発言 – GIGAZINE
マイニングに使われるGPUのパフォーマンスは1年で10%低下する – GIGAZINE
2500個以上のCPUの密輸を税関が阻止、体に巻き付けて密輸を試みた例も – GIGAZINE
・関連コンテンツ