私は6月の1ヶ月間という長きの間、縁あってドイツという国に行っていた。生涯で終わりから3番目くらいに訪問するだろうと思っていた国である。単刀直入に言えば「そんなに興味あるわけじゃなかった」。
でも行ってみたらあなた、ビールはうまいしソーセージも言わずもがな、料理も想像していたのと違ってバリエーションもあり、どれもおいしいものばかり、って食べ物のことしか言ってないわ。つまりとてもいい国で、また行ってみたいと思えるほど気に入ったわけだ。
それはさておき、このサイトはしょっちゅうホームセンターや東急ハンズにお世話になっているが、そうなると自然と「かの国の、ハンズ的な店はどうなっているのか?」という興味がわいてくる。なんてったって身長2mの人がいっぱいいる国。さぞや大きいもので埋め尽くされているのでは!
※2008年7月に掲載された記事を、AIにより画像を拡大して加筆修正のうえ再掲載しました。
うん、でかかったし違ってた
「なんたって身長2mの人が!・・・」というのは無理からぬ想像と思う。実際ドイツには2mくらいの少年やおじさん、ウェイトレスさんがずんずん歩いている(だからといって皆がそうではなかったけど)。でも例えばこれらホテルのしつらえは、どうしたことだろうか。
今回2つのホテルに泊まったのだが、シャワー室はどちらも、東京の自宅のユニットバスを思い出させるような広さだったし、ドアの取っ手はエルゴノミクスって知ってるか?と問いただしたくなるような仕様だった。
そういえば車も、日本で見かけるのとサイズも変わらないゴルフやワーゲンとかにでかいドイツ人が満ち満ちて乗ってたし、でも男子トイレの朝顔はとうてい普通の日本人にはリラックスして用事をすませられないほど高い位置にあるというし、この国がよくわからなくなった。そんな折り、見かけたのがとあるホームセンターらしき建物。
ドイツ人の使う工具や材料を見れば、何かがわかるのではと思い、迷うことなく入ってみた。
そりゃ日本にだって、ちょっと郊外に行けばでかいホームセンターはある。最初はそれほど違いのある雰囲気は感じない。でも進んでいくに連れて、見える見える、妙なものが見えてきました。