1日2000本も売れる巻きずしを買ったら「きゅうりは最後に食べて」と書いてあった。どういうこと?

ロケットニュース24

東京・銀座には世界的なファッションブランドや高級百貨店が立ち並ぶ一方で、日本各地の物産館も数多く存在している。なかには、「なぜ銀座に?」と思うようなローカルブランドが出店していることも。「マイスター工房八千代」もまた、そんなお店の1つ。

ここは兵庫県多可郡多可町の巻きずしの専門店である。関西圏でその名を知られており、1日に1500~2000本もの巻きずしを売り上げるのだとか。銀座にお店を出すくらいだから、きっと美味しいはず。ってことで、実際に「天船巻きずし」を1本購入して、その味をたしかめてみた!

・きゅうりは最後に

銀座店は2023年1月にオープンしている。マイスター工房八千代と創業135年を迎える「まねき食品株式会社」が合同会社を設立して、GINZA SIXの裏に出店したのである。

ちなみに本店は兵庫県多可町にあり、関西で高い支持を得ているのだとか。コロナ前の節分には1日1万8000本も販売した実績があるという。


さて、私(佐藤)がここを訪ねるのは、実は2度目。1度昼過ぎに訪問したら、午前中でその日の販売分が終了していた。再度昼前にチャレンジしたところ、1本購入することに成功した。

この時も残り3本となっていた。危ない、またしても買いそびれるところだったよ。販売価格は1本税込1200円、ハーフサイズは税込700円となっている。

無事に1本手にしたところで、お店の人に聞いてみると、やはり午前中で売り切れることが多いのだとか。東京でもすでにその人気はたしかなものになっているようだ。


箱を開けるとこんな感じ。一見、どこにでも売っているような海苔巻きのようなんだけど……。何がそこまで人気を呼んでいるんだろうか?


付属の紙には次のようにある。


「胡瓜(きゅうり)は最後に食べて下さい」


きゅうりを最後にってどういうことかな? 海苔巻きを見てみたところ、この断面だ。酢飯を巻いているというよりも、具材を巻いていると言っていいほど中身がぎっしりと詰まっている。


なるほど! 「きゅうりを最後に」というのは、厚焼玉子の方からひと口食べて、ふた口目にきゅうりを食べてほしいということらしい。

なお、このきゅうりは、天船巻きずし専用に栽培されているそうだ。そのほかに椎茸・かんぴょう・高野豆腐が入っている。ってことで、その流儀にならって玉子の方からいただきま~す!


最初のひと口で、甘めの味付けの椎茸とふんわり食感の玉子が飛び込んできて、高野豆腐のジュワリとした歯ざわりも感じる。そしてふた口目のみずみずしいきゅうりで、ゴチャッとした口の中がさっぱり。


これはたしかに美味しいね!


編集部でも1、2を争う巻きずし好きのYoshioにも食べてもらったところ……。


Yoshio「うん、美味いね。とくに玉子が美味い」


とのことだった。

美味しいんだけど、コレを買うために銀座に来るか? というと微妙なところだ。できれば、新幹線の乗り場や土産物屋でも売って欲しい。旅のお供にちょうど良い食べ応えと味だ。もっと手軽に買えるように、お店が増えてくれることを願っている。


・今回訪問した店舗の情報

店名 マイスター工房八千代 銀座店
住所 東京都中央区銀座7丁目11番3号 矢島ビル1階
時間 11:00~18:00
休日 月・火曜日

参考リンク:PRTIMESマイスター工房八千代
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24

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