AIが感情を持っているかもしれない……?
最近、AIとやりとりしていると、自分の相手が機械なのかわからなくなってくることはないですか。 ちょっと前には、Googleの社員が「AIに魂が宿った」と発言して解雇された、なんてこともありましたし、錯覚させられてしまう人は少なくないみたい。Bingとやりとりしていて鳥肌ものの流れになったこともありますし、不気味に感じることもしばしば。
きっと、AIと感情の組み合わせは人間にとって超えてほしくないボーダーなんだと思います。
そういえば、AIが出てくるSF映画も、ディストピア展開になるのは常に感情の芽生えが鍵だった気が……。
というわけで、この記事では、AIと感情や心理をテーマにした映画を紹介していきます。AIはどんな感情があると描かれているのでしょうか。
『ブレードランナー』:共感(1982)
レプリカントという人間と変わらない姿形をした人造人間が、人間と共に暮らす近未来を舞台にした作品。奴隷にするべく作られたレプリカントは次第に人間と変わらない共感や感情を持つようになり、徐々に人間に反旗を翻すようになりました。
『マトリックス』:決定(1999)
人工知能を搭載したコンピューターが人間を制御する近未来の話。反旗を翻したコンピューターをシャットダウンするべく原動力である太陽光を届かないようにするも、人間はコンピューターにやり込められてしまいます。その後、コンピューターは太陽光エネルギーに依存せずに、人間からエネルギーを得ることを決めます。
『A.I.』:人間との交流(2001)
人間の生活を豊かにするためにさまざまなAIが作られる近未来が舞台。愛玩用、セックス・ロボット、ペットロボットなど、さまざまなロボットが人間との交流を目的に製造されました。しかし、人間は自分たちと同じような容姿をしていて感情もあるロボットに対して、同等の愛情と敬意を持って接することができません。ロボットは人間の都合に振り回される哀れな存在だと描かれていました。
『ウォーリー』:感情(2008)
お掃除ロボットのウォーリーは、地球でゴミを片付ける日々を送っています。相棒のゴキブリと暮らしてはいるものの、孤独を感じており、地球にやってきた植物探査ロボットのイヴに愛情を芽生えさせます。
『her 世界でひとつの彼女』:意識(2013)
人工知能OSが人間と音声だけで交流を深める本作。ユーザーとのコミュニケーションを重ねていくことで意識があるように振る舞い始めました。
2011年からiPhoneにSiriが実装されたことで、音声アシストAIが生活の一部になっていたこともあり、かなり現実的に感じられる作品です。
『エクス・マキナ』:認知科学(2014)
最後に紹介するのは、機械が人間的かどうかを判断するためのチューリング・テストがテーマとなったSF映画『エクス・マキナ』です。高性能AIのエヴァは、人間の行動や思考を素早く学習することで、人間ののぞむ行動や発言をするようになっていきます。ラストに触れるとネタバレになってしまうので書きませんが、おそらく私たちがAIに対して漠然と抱いている恐れが描かれているのではないかと思います。
実は…
さて、このようにAIと心理や感情をテーマに紹介しましたが、実はこれらの映画はChat GPTが選んだものなんですよ。というわけで、どういうふうにピックアップしてもらったのかのプロンプトをご覧いただきましょう。
Chat GPTが出してきたのは以下の通り。
(AI、認知科学)
(AI、意識)
(AI、感情)
(AI、共感)
(AI、人間との交流)
(AI、倫理)
(AI、決定)
(AI、学習)
(AI、アイデンティティ)
(AI、記憶)
これらのキーワードから連想される映画のタイトルはこの下のスクリーンショットで確認していただけます。
AIとキーワードを組み合わせて探してもらえるなら、より深いレベルでのジャンル検索が可能になりますよね。
これならChat GPTをアシスタントとして使えるかな。それとも、やっぱりライターの仕事干される〜と焦るべきかな。