X搭載のAI「Grok」がiOSアプリで登場(日本はまだ)

みんなのつぶやきを結集したAI、降臨?

xAIがGrokのiOSアプリを米国でリリースしました。今回のベータ版は米国のみの展開で、日本でのリリース時期は未定。

Grok(グロック)は、イーロン・マスク氏のxAI社が開発した、大規模言語モデルによる対話型AIチャットボットのこと。Xの投稿データをリアルタイムで活用し、一般的な対話だけでなく、画像生成や最新トピックに関する情報にもこたえてくれます。

もともとはXプレミアム会員向けの機能だった

2023年11月にXのプレミアム会員のみに提供されていましたが、2024年12月にはすべてのXユーザーに向け無料開放され、今回、スタンドアロンのiOSアプリがリリース

iOS端末で単独で使えるようになり(米国限定)、OpenAIのChatGPT、AnthropicのClaude、Google Gemini、Microsoft Copilotといった無料チャットボットと肩を並べることになりました。

他の生成AIと違う「人間味」が特徴

Grokには通常モードとは別の「ファンモード」を選択可能で、ファンモードでは友達に質問した時のようなざっくばらんな回答を返してくれます。また、他の対話型AIでは扱わない、道徳に反するような内容の質問にも答えてくれるなど、Xならではの「人間味のある」チャットボットであることが特徴。

現在、xAIではブラウザで動作するWeb版Grokも準備中。SNSの巨人が展開するGrokが既存の生成AI製品やチャットボット業界にどのような影響を与えていくのか、要注目です。

Source: The Verge

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