乗り物ってもっと自由でいいのかも。
2024年10月15日(火)〜18日(金)、幕張メッセにて開催中の「Japan Mobility Show Bizweek 2024」。スズキのブースで発見したのが一人乗り用の乗り物。
こういう手軽な乗り物があれば、移動自体が生活のなかでちょっと楽しいものにレベルアップしそうです。
高齢者用の「電動車いす」の知見を活かした乗り物
スズキが電動車椅子に着手したのは、なんと1973年。これまでの経験や知識を活かして開発中なのが「SUZU-CARGO」と「SUZU-RIDE」です。
この2台は特定小型原動機付自転車の区分。16歳以上なら免許不要で運転することができます。電動キックボードのような手軽さでありながら、電動車いすをポップにしたようなカラーの4輪車で安定感もアリ。
SUZU-CARGOは座席背後に大きな荷台を配備。駐車場からキャンプ場に荷物を運ぶのとか、キャンパス内で部活の道具を運ぶのに使えそう。そして、SUZU-RIDEは全長1.3mとSUZU-CARGOよりも60cm短い車体。こちらは座席自体が収納ケースに。より電動車椅子に近いフォルムに感じました。
足まわりにはこうしてサスペンションがついているので、多少の凸凹もなんのその。
施設内でシェア使いできるようにしておいてくれると、荷物の量にかかわらずかなり移動が楽に、そして楽しくなりそうです。
カーボンニュートラル化を推進。水素燃料電池を運ぶクルマ
スズキのブースにもうひとつ展示されていたのは、青いカタツムリのようなフォルムのクルマ。こちらは、水素を燃料とした荷役運搬車。太陽電池や風力発電の電気から水素を作り、その水素を燃料電池にすることで、温室効果ガスの発生が実質ゼロに。スズキの湖西工場(静岡県)では、2022年末よりこの荷役運搬車の実証を行っているのだとか。
はたらくクルマもクリーンなエネルギーにかわる未来が来るのかなあ。
Photo: mio