これぞ真のフルカウル。雨風を凌いで風の抵抗も抑えるチェコの長距離用EVバイク

GIZMODO

2021年3月9日の記事を編集して再掲載しています。

特撮ヒーローのバイクみたい!

自動でキャノピーが開閉し、速度に応じて補助輪が出たり引っ込んだりする完全フルカウルのEVバイクが、チェコ共和国で作られています。

このPeraves CZ「MONORACER」はふたり乗りで、長距離走行を想定しているため最大400kmの距離を走ります。しかも最高時速は250km/hと、リッターバイク並の爆速っぷりです。

自動車みたいな装備

ツルンと丸い流線型なので、空気抵抗が少ないのも長距離走行に貢献しているポイント。さらにBMWのABS、内装はメルセデスAMGの革張りシート、オーディオ、空調、タッチスクリーン、GPS、スマホ充電用USB、ヒーター付きフロントガラスを装備する豪華さ&快適さです。

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Video: PERAVES CZ a.s. Official/YouTube

そのパワーは、5,820rpmで130kW(173馬力)となり、5秒未満で時速100km/hに達します。

街乗りで補助輪が活躍

こちらはチェコ共和国の街中を走る姿が見られます。減速すると、補助輪がシャキっと下りる様子にも注目です。

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Video: PERAVES CZ a.s. Official/YouTube

フルカウルは航空材料を使用し、フレームも一体型で安全性を念頭に設計されています。タイヤ以外のすべてを覆うのは、事故時に中にいる人を護ることにも繋がりますね。電動のサンルーフもあるので、中は快適かと思います。

またヒーター付きの革シートには3点式シートベルトがあり、正面衝突でも衝撃を分散し、最高の安全性を保てるよう設計されているとのこと。言及はありませんが、もし高速走行時に横転したら、補助輪がボディーの損傷を軽減するかも?

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Image: PERAVES CZ

豪華装備なので100万円は納得

充電時間は5時間ですが、3時間半だけ繋いでも80%までチャージができます。とはいえ基本的な車体価格が9万5,000ドル(約100万円)とまぁまぁお高め。これに遠隔操作ドアやLEDライト、カスタム塗装などのオプションを付けると、もっと追加料金が必要になります。

他にふたつのモデルもある

他にも脚の不自由な人のために操作系統が手元に一元化されたモデルや、BMW(多分K1200?)のエンジンを積んだガソリン車バージョンも製造しているので、興味のある人は要問合せです。ちなみに支払いから到着まで半年かかるそうなので、ちょっとしたガマン強さも必要ですね。


外見は未来的なバイクですが、後部座席は荷物も積めますし、中身は自動車のよう。長距離を爆速で移動できるのも魅力的ですし、こりゃ一度乗ってみたいですね。カスタム・ペイントしたらカッコ良くなるんだろうなぁ。

Source: YouTube (1, 2) via PERAVES CZ via STARTUP selfie

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