Tesla発表会「We, Robot」にて、以前からイーロン・マスク氏が語っていたロボタクシーがついに発表されました。その名も「Cybercab」。
[embedded content]Video: Tesla / YouTube
ハンドルもペダルもない自動運転タクシー
Cybercabは、完全自動運転のタクシーです。最大2人まで乗車可能で、車内には運転用のハンドルもペダルもありません。Teslaなのでもちろん電気自動車ですが、マスク氏いわく充電はワイヤレス式。ドアの開閉は上下のウイングスタイルで、未来的なデザインはいかにもTeslaという印象ですね。
乗車料金は1マイル20セント程度(約1.6キロ30円)ほどで、通常のタクシーはもちろん、バスよりも安くなる可能性も。
ちなみに今回、自立型バス「Robovan」も合わせて発表されています。
Robotaxi & Robovan pic.twitter.com/pI2neyJBSL
— Tesla (@Tesla) October 11, 2024
Cybercabは、テスト運用としてテキサス州とカリフォルニア州にて、来年スタート予定。一方、生産自体は2026年から2027年に始まる計画。ただし、マスク氏が語る計画のタイムラインは遅れるのがあるあるなので、実際のところはわかりません。
Cybercab自体の価格は1台3万ドル(約450万円)を予定だそうですが、一部専門家からこの価格の実現は難しいのでは?と懐疑的な声もあがっています。
イーロン・マスクの描く未来
マスク氏いわく、自動運転のロボットタクシーは、従来の人間ドライバーの運転よりも安全性が10倍から20倍高くなるといいます。
また、安全性能だけでなく、有意義な時間もマスク氏がアピールするところ。自動運転によって、今までの運転していた時間が、本や映画を楽しんだり、ゆっくり休息したり、はたまた仕事したりする時間となり、人類によって有益であるというのが、ロボタクシーを推進するマスク氏の考え方です。
自動化は車だけはありません。Teslaは二足歩行ロボットOptimusの開発も行なっており、今後は電気自動車そのものよりも、さらに「オートメーション化」に注力していきそう。
そうして、自動化によってマスク氏が目指すのが、企業価値25兆ドルのTeslaです。
Source: The Verge