Uberが手がけるServe Roboticsと、Alphabet(Googleの親会社)が所有するWingによる業務提携が、今月頭に発表されました。
これがどういうことかというと…、アメリカのフードデリバリー業界に最強コンビが誕生するということ。
ロボットシェフが登場し、サプライチェーンから人間の労働が完全に排除されるのはいつになるのでしょうか。
配達ロボ 配達ドローン
Serve RoboticsとWingがタッグを組んで行うのは、ロボットとドローンによるフードデリバリー。
まず、ロボットがオーダーの入ったレストランに向かい、食べ物をピックアップします。ロボットは、レストランからドローン待機所までオーダーを配達。バトンタッチして、ドローンが注文した人のお家までお届けします。
配達可能エリアは、ドローン大気地点から6マイル(10キロ弱)で、Serve Roboticsの現状の配達エリア2マイル(約3キロ)から大きく拡大することになります。
テキサス州はダラス地域にて、今後数ヶ月以内にスタート予定。
配達もマルチモーダル化
Serve Roboticsの創業者かつCEOのAli Kashani氏は「Wingとの連携でマルチモーダルなデリバリー体験を提供できるのが楽しみです」と語っており、密集地においてより多くの配達ができることに期待をよせているといいます。
マルチモーダルとはAI業界で、最近よく聞く言葉ですが、その界隈では、文章や画像、音などフォーマットをまたいで理解し、答えることができるという意味で使用されています。Ali氏のコメントでは空や陸、異なる配達方法という意味で使われています。
ロボット工学とAIは、正しく活用すれば人類にとって素晴らしい応用が可能な強力な技術です。しかし結局、企業の最大の優先事項は労働力を減らすこと。つまり、人件費をカットすることになりがちです。最終的に、多くの企業がこの道をたどれば、そのサービスを買えるだけのお給料をもらっている人がいなくなる…とか。
Source: Serve Robotics