人形ロボット「アトラス」引退… からの電撃復活! 油圧式から電動へ

ギズモードでも何度も取り上げてきた二足歩行ロボットAtlas(アトラス)。Boston Dynamics(ボストン・ダイナミクス)社が開発しています。最先端技術を用いつつ、定期的に公開されるその姿はどこかユお茶目で好きな人も多いはず…。

そのAtlas、今週火曜日(4月16日)に、Boston Dynamicsから引退が発表されました。

公式がトリビュート動画を公開。今までのAtlasの動きや、転んじゃうコミカルな失敗もある愛情深い動画になっています。

さよなら、Atlas…。

いや、さよならじゃなかった!

電動になって復活!

Atlas引退のニュースから1日。今週水曜日、4月17日に新生Atlasの登場。

フル電動ver.になって返ってきました! おかえり!

どんなヨガの達人も真似できない、はちゃめちゃな関節の動きで立ち上がった電動Atlas。顔つきもずいぶんと変わりましたね。なんか、映画泥棒の友達みたい

…いや、うすうす勘づいてたんですよ? 公式が「油圧式Atlasの引退」って言っていたので、Atlasそのものの引退じゃないのでは?ってね。

電動Atlasは、油圧式Atlasよりも幅広い動きをこなしパワーアップするといいます。また、今まで人間的なデザインで進行してきてAtlasプロジェクトですが、今後その姿も変わっていくかもしれません。

Bostom Dynamicsはこう語っています。「私たちは、慣例的に、脚のあるロボットに注力してきました。それは、未舗装かつ未知の場所、あるいは敵地において簡単に動ける直接的でバランスのとれたロボットを開発するためでした。人間のためにデザインされた世界において、人間の姿を手にいれることでロボットにとっても動きやすくなるのです。しかし、私たちが作る二足歩行ロボットの動きはその姿によって制限されるものではありません」

初代Atlasが開発されたのは2009年。Boston Dynamicsは、米陸軍から2600万ドル(当時の為替レートで2億4000万円くらい)の予算を得て開発。当時は、まだAtlasではなくPETMANというネーミングでした。そこから長い年月をかけ、二足歩行の精度をあげ、歩く・走るだけでなく、ジャンプやバク転までこなすようになりました。

原動力が電気モーターになった新生Atlas。今後の活躍も楽しみですね! コミカルなキャラは引き継がれてほしいな。

Source: Boston Dynamics

アトラス君の思い出