ツバメの中には10ヶ月飛び続けられる種もいるみたいですが、そこまで体力自慢じゃない渡り鳥は海の上を飛んでいて疲れたときに、どうやって羽を休めているのでしょう? IFLSがその答えを教えてくれましたよ。
海に浮かぶテクノロジーを頼っていた
答えは「船」。といっても、全ての渡り鳥が船で休んでいるわけではありません。
渡り鳥の中には何世代にもわたって決まった中継地点を持っていて、そこで休憩しているものもいます。しかし、思っていた以上に船で休んでいる渡り鳥も多いみたいなんですよね。
船に長時間滞在するわけではない
2022年に発表された研究論文によると、地中海内で25日間にわたり行なわれた調査で13種が船に立ち寄った、と書かれています。滞在時間は平均42分。長時間休まないのは、船上に餌が少ないからだと考えられています。
また、多くの鳥が悪天候や疲労が理由で立ち寄ったのではないか、と推測しているみたい。そして、中央地中海では約400万羽の渡り鳥が船を休憩場所として利用している可能性があると研究者は推定しています。
テクノロジーを使って便利に過ごしているのは人間も鳥も同じなんですね。
Source: IFLS