現実の世界ではDART(二重小惑星進路変更実験)ミッションや月面用カメラなど、ワクワクするような宇宙プロジェクトを数多く進めているNASAが、ゲームの世界でも想像力をかき立てるようなプロジェクトをリリースしました。
どんなゲーム?
『The Lost Universe(失われた宇宙)』は、NASA初となるテーブルトップロールプレイングゲーム(TTRPG)。ゴダード宇宙飛行センターが制作し、現在は特設ページからシナリオ(とトールキン風なマップ)を無料でダウンロードできます。
ゲームはレベル7~10のキャラクター4~7名向けにデザインされており、ユーザーの好みのTTRPGシステムに適応させて遊べるそう。
シナリオの舞台は、自由浮遊惑星Exlarisの町「Aldastron」。プレイヤーはそんな世界で目覚めた地球人として、失踪した天文学者や地球のタイムラインから、消えたハッブル宇宙望遠鏡の行方を追うというストーリーです。
ゲームには教育的な要素が盛り込まれており、前述のページにはこう書かれていました。
「試練を乗り越え、宇宙についてさらに多くの知識を解き明かすワクワクするような冒険の旅に出かけて、(科学スキルを駆使して学習しつつ)王道のヴィランに挑みます」
わかりやすいと同時に、うまい具合に“TTRPGファン”かつ“科学好き”な層をターゲットにしている感じですね。当てはまる人は多そう。
いかにもなフォントを使った『The Lost Universe』のプロモーション動画をどうぞ。