一晩かかるコールドブリューが、わずか15分で作れるコーヒーメーカー

気分もスッキリ。

私はインスタントコーヒーや缶コーヒーも含めて、ほぼ毎日コーヒーを飲みます。最近は自宅での作業が多いので、「フレンチプレス」で淹れたコーヒーをよく飲んでいます。

寒い季節はホットで飲むことが多いのでいいのですが、アイスで飲もうと思うと「氷をつくって、その氷でコーヒーを冷やして…」と工程が多く、面倒なので缶やペットボトルのコーヒーを買ってくることが多くなります。

そんな私でも簡単にアイスコーヒーが作れそうなガジェットを見つけたので、購入してみました。

コールドブリュー(水出し)コーヒーって?

その前に、まずコールドブリュー(水出し)コーヒーについて説明しましょう。コールドブリューコーヒーは、水出しコーヒーともいわれる通り、水で抽出したコーヒーのことです。水で抽出するとコーヒー豆の油分があまり溶け出さないため、スッキリしてマイルドな味に仕上がります。

作り方は簡単で、一晩コーヒー粉を水につけておくだけ。置いておくだけで簡単な反面、抽出にとにかく時間がかかり、飲みたいときに飲めないのでこれまで敬遠していました。

そんなコールドブリューコーヒーを短時間で作れるのがサンコーの「超高速水出し珈琲ボトル2」。

通常一晩かかるコールドブリューコーヒーがわずか15分で作れます

ちなみに15分だと「さっぱり味」になるので、濃い味好きな私は「しっかり味」が楽しめる45分コースで出してみることにしました。

コーヒー粉を約20g入れます

使い方は簡単で、コーヒー粉をフィルターのあるパーツに入れてガチャンガチャンと組み立てて(以下のサイトに説明があります)、水を入れたガラスサーバーに突っ込み、電源を入れるだけ。そのまま45分放置すれば完成です。

45分コースでつくってみました

動作中は「ヴーン」という低い音がしますが、気になるほどではありません。完成時は特に音は鳴らないので、つくっていることを忘れないように注意(コールドブリューコーヒーは酸化しにくいので少しぐらい放っておいても問題はないと思いますが)。

バキュームプレッシャー抽出式」が短時間でコールドブリューコーヒーをつくる秘密だそうですが、抽出している様子を見ていてもどういったメカニズムなのかわかりませんでした(笑)。

できあがり。少し色が薄いかなというくらいで、見た目はいたって普通のコーヒー

早速できあがったコーヒーを飲んでみると、まろやかで爽やかな味。普段飲んでいるフレンチプレスで淹れたコーヒーがコクがあって力強く苦みが強いのとは大違いです。

同じ豆を使っていてもこれだけ味が違うのか、と驚きました。

フタがついているので、抽出したコーヒーをそのまま冷蔵庫で保管できるのも地味にうれしい機能。洗い物も少なくできます。

コイツのおかげで、もうアイスコーヒーは外で買わなくていいかも。

Photo, Text: もぎひでみ