な~んか見覚えあるな、この人。
と思ったらケイシー・ナイシュタット(Casey Neistat)、豪雪のNYでスノボーしてた人でした。今度は発売まもないApple Vision Proを装着して電動スケボーしてますよ。
約10分の動画では、NYの地下鉄やドーナッツ屋を回ってます。カメラマンが同行撮影したので、外から見たケイシーの姿と一緒に、ケイシーが見たVision Pro内部のスクリーンレコードの様子もチェックできるのが◎で、 再生回数は2日ですでに400万回超えです。
とにかく街の人たちのリアクションがゆるくて、ニューヨークらしいですよね。
アバターは微妙
Vision Proでビデオ通話するときには、カメラ装着顔もアレなので、こんなデジタルアバターが代理を務めてくれます。
顔かたちをもとに自動で生成してくれるのはうれしいけれど、なんかちょっとモヤッとなるというか、妙な違和感があるんですよね。ケイシーの場合、学校の記念写真みたいな完ぺきスマイルの口元に加工されてて、これにはカメラマンものけぞってました。
路上でライバルの開封動画をチェック
意気揚々と街にくりだすケイシーが路上で一番にチェックしたのは人気ユーチューバーMKBHDのVision Pro開封動画。予習バッチリ。
止まると、現実にバーチャルが重なるパススルーに
ケイシーの歩き方がおもしろくて、ニューヨーカーはみんなニヤニヤと見守ってます。「ウィンドウとか見えるの?」と聞かれて「うん、足を止めると表示されて、歩くと消えるんだよ」と答えるケイシー。みんなゴーグルの中身が知りたくてウズウズ。
電車待ちのホームで映画
地下鉄では映画を観ながら電車を待ちました。電車に乗り込むところで一瞬だけ画面が邪魔になって足元見えなくなったけど、それもなんとかクリア。
振動が激しいと追跡エラーになる
ただ電車が発車したら、モーションセンサーがOFFになって追跡エラーのメッセージが…。その辺りに目線を合わせて指を動かすと、アイコンが表示されてUIが復活するはずなのですが…。
途中下車のおじさんを見送ってからは表示が回復したので、電車の揺れが激しいせいみたい。「飛行機の機内ならもっと揺れないから大丈夫なんだけどな」とケイシーさん。停車中に戻ったAppleTVの表示も、発車と同時に消えてしまいました。
階段上る途中でテキスト送信♪
地下鉄出口に向かう階段でピーンと着信音が入ったので、足を止めて返事を入力しました。これぞ場所を選ばない空間コンピューティングの真骨頂。
でもまあ、人差し指で1文字1文字入力なのでゆっくりだし、周囲に人がいるときには、通行の妨げになりそうです。
ドーナッツに蝶が舞い降りる
途中で立ち寄ったドーナッツショップでは、ドーナッツを買ったら蝶がひらひらと飛んできました。ドーナッツをあげようと手をかざすケイシー。傍から見ると、ただのヘンな人です。
デジタルのすべてがリアルワールドにIN
タイムズスクエアではファンと記念写真を撮るケイシー。ファーストインプレッションを総括して
自分がコンピュータやデジタル、オンラインに持っている世界がリアルワールドに入ってくるこの感じ。これはAR/VRよりデカいよね。未来のコンピューティングを垣間見た気分だ。
と興奮気味に語ってます。
まあ、タイムズスクエアとかでは後ろの看板が隠れて見えなくなってるところもあったので、普及が進めば、一等地の看板掲出料の相場とかにも響きそうではありますよね。
一般人がやると笑われる
Excited for the new Black Mirror season. #AppleVisionPropic.twitter.com/OVoty5aRJD
— Directive Creator 🍌 (@Escapation) February 5, 2024
「うわーいいないいなーでも50万円かあ…先立つものがない…」という人の間では、それっぽいゴーグルをかけて、それっぽい動作をするのが少し流行ってます。真似するとちょっとおもしろい。
あと、ケイシーは有名人だからみんな温かい反応だけど、普通の人が同じことやってると、やっぱりちょっと笑われます。これがVision Pro普及の前に立ちはだかる最大のハードルかも。
Sources: Casey Neistat / YouTube