2021年10月30日の記事を編集して再掲載しています。
食洗機置き場所難民に朗報だー!
家事を楽にしてくれるお役立ち家電の代表といえば、食洗機。
でも、置くスペースがなかったり、分岐水栓の取り付けが面倒くさかったりで導入を諦めてはいませんか。
パナソニックなら、限られたスペースに置けて分岐水栓も不必要な食器洗い乾燥機があるんですよ。
2週間ほどお借りして、実際に使ってみたので色々とレビューしていきますね。
奥行きがスリム
「NP-TSP1」は設置に必要な奥行きが下が36.7cm、上が43.8cmのみ。だから、狭い場所にも置くことができるんです。
まあ私の家はそもそも食洗機を置くことを前提として設計されておらず、奥行きも幅も厳しいんですが、板を渡した上なら設置できました。
見栄えが悪いのは否めませんが、前にせり出していない分、スッキリとした印象。
分岐水栓取り付けが必要ない
さいきんは分岐水栓を必要としない、タンク給水式の食洗機が増えています。ただ、タンク式って給水口が本体の上についていることが多くて、給水は以外と大変なんです。水のポットを何度か持ち上げないといけないし、水を周りにこぼさないかとちょっと心配です。
「NP-TSP1」の給水口は、本体手前の下部分にあります。これがすごくいい!
水が入ったポットを持ち上げる必要がありません。また、給水口の幅も広いので、水を注ぐときに狙いをつけるために神経を使うこともない。ホース式の水栓なら、蛇口を伸ばしてそのままジャーっと給水できます。とにかく楽ちん。
給水は計量カップで5回程度行う必要がありましたが、まったくのノーストレス。むしろ、給水するたびに節水を実感できて感動しました。
これまで分岐水栓タイプしか使ってこなかったのでわからなかったのですが、4人分の食器がたったの約8Lで洗えるんですよね。手洗いでは不可能な節水具合です。自分がいかに環境に優しくなかったのかを身をもって知りました。
スリムなのに大容量
我が家は4人家族で、食器はたくさん使う方だと思っています。
この日は取り分け式の夕食だったのですが、小皿を合わせて4人分のお皿や調理器具を洗うことができました。洗い上がりはピカピカキュッキュで、手洗いするより清潔になります。我が家はコーヒーや緑茶のステインを定期的にハイターで落としているのですが、そういった定期的なケアがなくても毎回驚くほど綺麗になります。
ちなみに、小物類の収納カゴは折り畳むことができるので、必要に応じてスペースを広く使ったり、小物をおいたりしました。
カゴを手前に出すことができるので、食器を置くのも楽々です。
ただワンプレートに使うような大皿は入りませんでした。
配置に工夫が必要になりますが、これくらいなら洗うのも苦ではありませんね。
とにかくデザインがオシャレ
「NP-TSP1」は無駄なパーツを省いたシンプルなデザインです。小窓がついていて洗っている様子がうかがえるデザインが多い中で、潔くプレーンにしたフロントは、オシャレで生活感のないキッチンを演出したい人にピッタリ。
正直、オシャレすぎて、築50年の昭和臭漂う我が家のキッチンでは浮いていたほどです。
お手入れが簡単
水回りは定期的なお手入れが欠かせませんが、食洗機だと面倒くさそう…、と思いきや拍子抜けするほど簡単。
というのも、残さいは自動で排出してくれるのでフィルターのお手入れは週に1回程度。そのお手入れも、ふたつに分けられるフィルターをブラシ(古い歯ブラシとか)で綺麗にするだけ。
タンクは「お手入れ」モードで洗えます。
やり方を大雑把に説明すると、専用クリーナーを溶かして給水タンクに入れて60分つけ置きし、「お手入れ」でタンクを洗浄し、水道水ですすいでから排水といった流れになります。
ちゃんとした手順はもう少し長いのですが、面倒くさいとも感じないレベルです。
お手入れが楽だと末長くお付き合いできそうな気がしますよね。
「NP-TSP1」はスリムゆえに我が家のキッチンにはピッタリハマってくれませんでしたが、このデザインは多くの人にとっての救世主サイズなのでは、と感じました。
食洗機をお迎えすると、食器洗いの億劫さから解放されるだけでなく、節水にもなります。置き場所さえ確保できれば…と設置場所問題で導入を諦めていた方は、ぜひ「NP-TSP1」を候補に入れてみてほしいです。スマホやタブレットを使って設置イメージを確認することもできるので、筆者のようなキッチンとオシャレ食洗機の雰囲気ギャップも事前に把握可能ですよ。
Source: Panasonic
Photo: 中川真知子