10月下旬に開催されたXの全社会議。そこで、イーロン・マスク氏がXの経済プラットフォーム化を宣言。2024年内には、X上で金融サービスをローンチすると語りました。
Xを金融の中心に!
マスク氏の発言を報じたのは、会議音声を独自入手したというネタ元のThe Verge。
マスク氏が描いているのは、ユーザー間の単なる送金サービスではありません。いわく「支払いサービスとは、つまりユーザーの経済履歴のすべてを指す」そうですから。
金に関係することは、うちのプラットフォームでできるようになる。金も、セキュリティも、なんであろうができる。友達に20ドル送るなんて単純な話ではない。私がここで語っているのは、銀行口座なんていらなくなるという話なのだ。
さすがに来年中に銀行口座が不要になるとは思えませんが…。大風呂敷を広げるような発言は、マスク氏あるある。11月末についに納車されるTeslaのサイバートラックも当初の予定より数年遅れましたからね。
しかし、Xのリンダ・カッヤリーノCEOも2024年を好機だと語っており、来年何かしらの大型金融機能を導入するぞという意気込みだけは伝わってきます。
目指すはなんでもできるXのEverything化
Xに金融サービスも加えたいという展望は、マスク氏は以前からちょいちょい見せていました。
マスク氏が目指しているのは中国SNSのWeChatだと言われています。コミュニケーションから支払いまで、生活に密着した多くのことを完結できるプラットフォーム。なんでもできるEverythingサービスを理想としています。
X有料化と金融サービスは相性がよさそうだな…。
Source: The Verge