ホテルのような車中泊が叶うゴードン ミラーのカスタムハイエース

アウトドア好きであれば一度は憧れるキャンピングカー。

でも、トイレや水道といった設備は正直いらないし、移動や駐車を考えると普段使いにはあまりにも大きすぎる…。そんな理由もあって最近人気なのがアメリカ発祥の「バンライフ」。

無駄な装備を削ぎ落とし、内外装をおしゃれにカスタムした車中泊特化型の車で、日本でもさまざまなメーカーが新規参入中です。今回はカスタムハイエースが人気の「GORDON MILLER MOTORS(ゴードン ミラー モータース)」でその魅力を探ってきました。

売上は毎年3倍で成長中!

訪れたのはオートバックスが手掛けるガレージライフショップ「GORDON MILLER KURAMAE(ゴードン ミラー蔵前)」。ゴードン ミラーは2017年の誕生以来、“ガレージで使うもの、ガレージから出かける車、出かけた先で使うグッズ”をコンセプトに、約600点ものオリジナル商品を取り揃えています。

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そのガレージの世界観をそのまま車へと昇華したのがオリジナルカーレーベル「ゴードン ミラー モータース」。もともと工場だった場所をリノベーションした「ゴードンミラー蔵前」では実車を間近に見ることができます。

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丸目のヘッドライトが特徴的

今回のお目当てはこちらのGMLVAN V-01。トヨタのハイエース(新車)をベースにした丸目4灯フェイスが特徴のクラシックなバンです。ピラーや側面を引き締めるガーニッシュなど、どの角度から見てもオリジナリティある見た目が個人的にはツボ。

「V-01は2019年の発売以来、毎年3倍のペースで売上が伸びています。小さなお子さんがいるご家族から、子育てを終えられたご年配の夫婦まで、家族の時間を大切にしたいという仲の良い夫婦の方が多いですね」と語るのは、ゴードン ミラー蔵前のスタッフ・広瀬ゴンザレス幸雄さん。

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Video: GORDON MILLER/YouTube
広瀬さんはゴードンミラーの公式YouTubeに出演中の名物社員

前面ほぼすべてのパーツをオリジナルで作り替えていて、デザイナーが「自分が乗りたいデザイン」を追求して生まれたとのこと。この可愛らしい顔に一目惚れして購入を決める方も多いそう。

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ゴードンミラーのロゴが入るオリジナルデザイン

ちなみに、「ゴードン ミラー モータース」ではV-01のほかに2つの車両をラインナップ。

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ハイエースよりは少し小さいが、大人二人での車中泊には十分の広さ

日産NV200をベース車両にしたC-01は、オリジナルカラーを施した外装デザインが人気。ハイエースよりも取り回しやすいので、女性の意見でこちらを選ばれる方も多いとか。

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いま大注目の軽キャンパーもラインナップ

ダイハツ ハイゼットカーゴをベースにしたS-01も、カラーはオリーブドラブとコヨーテの2色展開。よりコンパクトなサイズなので、カップルから人気が高いモデルだそうです。

シンプルで温もりのある車内空間

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「ゴードン ミラー モータース」が人気を集める最大のポイントが、削ぎ落とされたソリッドな車内空間。内装の大部分を覆っているは無垢のリアルウッド(アカシア材)。歪んだ天井部分にもきれいに木が貼り合わされていて、他の車にはない温もりあふれる空間に仕上がっています。

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「ハイエースをベースにしたキャンピングカーは昔からありましたが、どれも内装がダサかった(笑)。開発当時、上司がアメリカで流行っている『バンライフ』というスタイルを教えてくれて、その時に見た写真集が衝撃的にかっこよかったんです。このテイストしかない! とうことでゴードン ミラー モータースの車はすべて木の内装にこだわっています」(広瀬さん)

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店舗には「バンライフ」に憧れる人たちが日々訪れているそう

車内レイアウトも自由自在

気になる車内のレイアウトは、全部で4通りに変更が可能です。後部シートをスライドさせてテーブルを組み立てた下の写真は「リビングモード」。

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「ベッドモード」はテーブルを収納し、後部シートを倒すだけ。ベッドスペースは1,400×2,450mmあるので、大人二人が余裕で寝られるサイズです。これなら車中泊も超快適。

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ベッド下に収納スペースも完備(※車両にポータブル電源はつきません)

このほかに、後部シートの背もたれを起こした「カウチモード」と、自転車などの大物を積載する際に重宝する「ラゲッジーモード」があるので、利用シーンにあわせて簡単に変えられるのは便利。

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後部シートの前に設置された木の箱には、取り外した天板などが収納できます。

オーナー色に染められる“未完成の完成車”

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V-01のボディーカラーは、あえての白。企画段階でカーキやコヨーテといった案も出たそうですが、「カスタムの余地を残す」ということでペイントはしなかったそうです。

「キャッチコピーは『未完成の完成車』。ここから自分色に染めて欲しいという想いを込めています。実際、多くのオーナーさんがハンドルやホイールをカスタムされますし、内装も壁や収納棚を取り付けたりと、さまざまなアレンジを楽しまれています」(広瀬さん)

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いろいろとカスタムしていきたいくなるクルマだ

「キャンピングカーではないので、標準装備はあくまでも最低限」と広瀬さん。展示車両に付いているルーフラックやリアラダー、サイドオーニングなどは純正オプションで、好みに応じて追加していくことができます。

「車旅の目的として多いのが温泉とおいしい料理。あとはいかに快適に寝られるかが大事になってきます。ゴードン ミラー モータースの車はどれもフルフラットになるので、家で使っている布団を敷くだけでOK。内装もおしゃれなので、ホテルにいるような非日常感を味わえると好評です」(広瀬さん)

旅先での車両トラブルも手厚くサポート

バンライフをうたったビルダーは色々とありますが、新車ベースでの提供にこだわっているのがゴードン ミラー モータース。耐久性はもちろん、パーツ交換などのバックアップ体制が万全なので、なにかあっても安心。長期のロードトリップを夢見るのであれば、車両トラブルなどの心配事は減らしておきたいものです。

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「オートバックスが手掛けるブランドですので、日本全国にサポート店舗があるというが最大の強みです。もしも旅先で故障やトラブルが起きた場合でも、お電話をいただければすぐに直近の店舗と連携してサポートができます。安心して日本全国、車旅を楽しんでほしいですね」(広瀬さん)

車に詳しくないけど、バンライフを満喫したい。そんなわがままなニーズにも応えてくれる「ゴードン ミラー モータース」は、家族を説得するにもぴったりな一台かもしれない。

Text: まついただゆき
Photo: SHINGI FUMITA
Source: ゴードン ミラー

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