地引き網、年に一度のお楽しみ。
一昨年、去年と、初夏に友人達を集めて千葉県で地引き網をやった。別にアルバイトとかではなく、漁師さんに頼んで一網セットしてもらって、それをみんなで引っ張り、捕れた獲物をその場で食べてしまおうというお遊びだ。
参加者にしてみれば、朝早く千葉の海岸に集合しなければいけない上、網を引くという重労働をさせられたあげくに、会費を徴収されるという不条理。あげくに不漁だった際には人間関係が気まずくなること確実という、とてもリスキーなイベントである。
でもおもしろいので今年もやります。一昨年はアジの群れが入って豊漁、去年は前日に天気が荒れてしまって不漁。3年目の今年は「目指せ、アオリイカ!」で頑張りたいと思います。
※2007年7月に掲載された記事を、AIにより画像を拡大して加筆修正のうえ再掲載しました。
朝9時に海岸集合
地引き網開催日の朝9時、総勢約30名の友人知人達が、千葉の海岸に車やら電車やらで集合。普段はどちらかというとアウトドアとか生魚とかには興味のない参加者達なのだが、きっと気合いは充分だ。
いつもは飲み会の幹事すらやろうとしない私も、この日ばかりは地引き網主催者として張り切らせていただく。
天気は曇天模様だが、みんな暑さに弱いので、このくらいの天気がちょうどいい。
船は海からやってくる
定刻通りにメンバーが集合したところで、地引き網をセッティングしてくれる漁師さんに携帯で連絡をする。
しばらくすると、漁師さん達は海の向こうから小型の漁船で登場してきた。
このシーンは何回見てもかっこいい。
地引き網をやる前から大漁
漁師さんは砂浜に上陸すると、発泡スチロールの箱を持ってきてくれた。
箱の中には今朝捕れたばかりのアオリイカ、アジ、ヒラメ、タイなどの見るからに新鮮な魚がたくさん入っている。
この魚介類は別に私が注文しておいた訳ではなく、「地引き網はやってみないとわからない」ということで、もし捕れなかったときに備えての漁師さんからの嬉しいお土産なのだ。
この安心の漁獲量補償制度のおかげで、毎年地引き網をする前から大漁なのである。
漁師さんから参加者へ、地引き網のやり方についてのレクチャーが終わったところで、2007年の地引き網がスタートだ。