郵便局で「郵便差出箱13号」を売り出していたので買ってみた! マニアックすぎる1/12スケールモデル

ロケットニュース24

2023年7月7日、全国の郵便局を舞台に、満を持して「郵便差出箱13号」が発売された。「なんだそれ」という方も多いと思うが、とにかく発売された。

「やっぱ差出箱は13号しか勝たん!」という血わき肉おどるファンがどれくらい存在するのかわからないが、全国約170の郵便局でしか販売しない(直営郵便局の総数は約2万)レアっぷりと、360°から眺めたくなる出来映え。ぜひとも実物をご紹介したい!


・「郵便差出箱13号」(税込1500円)

聞き慣れないそのワードに戸惑うが、「郵便差出箱」とは郵便ポストの正式名称だそうで、戦後の1号から最新の14号までいろいろな規格があるのだとか。

今回発売された「郵便差出箱13号」(税込1500円)の正体は、1/12スケールのABS樹脂モデル。

サイズは約W68mm×H120mm×D50mmということで、ひょいと手のひらに載るくらい。よく見知ったものがミニチュア化するのって、それだけで嬉し楽しい。

13号は大口タイプの差入口で、レターパックなどの大型郵便物も楽に投函できる市街でお馴染みのモデルだそう。へぇぇぇぇ!

ちなみにローソンにあるヤツには「○号」のナンバリングはないが、「ローポスくん」という愛称があるらしい。

差入口の細かぁぁぁい表示なんかも、よくできている!



なんとこの差込口、動くぞ! 予想外の作り込み!!


本物のポストのフラップのように、ペコペコと可動するようになっている。投函したときの「カチャン!」という音が聞こえてきそう。

さらに、キャラクターフィギュアの表情差し替えパーツのごとく、別バージョンの上部パーツが同梱されていて……

交換すると貯金箱になる! 500円玉およそ30枚のほか、使用済みの切手などを入れる小物入れとしても使えるとのこと。

貯めたコインは、本物の郵便局員のように……


サイドの扉を開けて取り出し可能! なんだか背徳的である。

たまに集配の様子を見かけると「あのズタ袋の中に、ものすごい数の市民の秘密が……」とドキドキするが、大事な私信や重要書類を他人に任せて「郵送できる」というのは日本ならではかもしれない。

そういえば、10年ほど前に上海から旅先のハイテンションのまま「自宅に帰ったときの未来の自分」に向けて投函した痛いハガキはいまも未着。いったいどこに行ったんだろう……

なお、郵便ポストを模したジオラマ用アイテムや貯金箱、カプセルトイなどはこれまでもあった。しかし今回のこちらは「日本郵便許諾済」、郵便局内で売っている公式品でございます!


・1家に1台の13号

筆者の見る限り、取扱郵便局に行列や混乱はなかったものの、連続してひとつ、またひとつと売れている状態だった。

Twitter投稿によると、ひとりあたりの販売個数制限をしているところ、していないところがある模様で、午前中で完売になった局も。

発売日現在、取り扱っているのは各都道府県の主要な数か局、最多の東京都内でも40か局ちょっと。もしインターネット販売やご当地ポストなどのシリーズ展開をすれば、さらに盛り上がるのではないだろうか。

13号と聞くだけでよだれが出てくる差出箱マニアも、そうでない人も今後の展開に注目だ。


参考リンク:PR TIMES販売局一覧
執筆:冨樫さや
Photo:RocketNews24.

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