『スター・ウォーズ』で宇宙を飛んでそう。
飛行機にトランスフォームする「AirCar」や、ヘリコプターになるオランダの「Pal-V」をはじめ、「空飛ぶ車」と呼ばれる有人eVTOL機がアレコレ発明されています。
そのなかでSpaceXが支援する新興企業Alef Aeronauticsが作ったプロトタイプ「Model A」に注目が集まっているんです。
謎の確認飛行物体みたいに飛ぶクルマ
一見するとツルっと流線型の「Model A」は普通のクルマですが、4つの車輪だけでなく8つのローターが仕込まれており、ボディーは軽量化のためBBQグリルのような網目になっているのが大きな特徴。
しかも飛行形態になるとカプセル型の運転席は水平を保ちつつ、ボディーだけが真横に傾くような仕掛けが施されています。
地球にも優しい
4輪車としての走行距離は、最長321kmほど。eVTOLとして空を飛んだら、約177kmの距離を移動できるのだそうです。
またこのタイプのeVTOL機としては初めて、FAA(米国連邦航空局)から特別に耐空証明が与えられ、テスト飛行が可能になりました。
去年の発表から希望者が増え続ける
Alef社は、上手く事が進めば2025年末までに生産を始めようとしています。購入価格は30万ドル(約4,336万円)という価格。
150ドルの頭金と、優先的に発送される1,500ドルの頭金を収めた人は、すでに440人もいるそうな。
発表されたのが2022年10月だったことと、この価格なのを考えると、滑り出しは良いんじゃないでしょうか。
走ると遅いけどね
ちなみに地上を走る時は、法的な制約から最高時速が40kmしか出せないとのこと。
空ならもっと速く移動できるので、フワっと飛び去ってしまいましょう。めちゃめちゃ驚かれるでしょうけど。
Source: facebook via ALEF, CISION, YouTube via Boing Boing, HYPEBEAST, dezeen