若い世代ほど「新年度から出社頻度を増やしたい」傾向が明らかに~BIGLOBE調べ リモートワーカーの8割が、2022年度もミーティングや挨拶まわりは「リモートで行いたい」

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 ビッグローブ株式会社(BIGLOBE)は、「2022年度の生活・行動に関する意識調査」の結果を発表した。リモートワーカーの8割は2022年度もミーティングや研修などはリモートで行いたいと考えていること、年代が低いほど出社して仕事がしたい傾向があること――などが分かった。調査は3月1日・2日、インターネットで実施。対象は、全国の20代~50代の有職者1000人。

コロナ禍のリモートワーク経験者のうち4割弱が、現在は「出社中心」

 「2020年から現在までにリモートワークをした経験があるか」との質問に、39.1%が「ある」と回答。このリモートワーク経験者391人を対象に「現在の働き方」を尋ねると、「リモートワーク中心」が36.6%、「リモートワークと出社が半々くらい」が26.6%、「出社が中心」が36.8%だった。

 さらに「リモートワーク中心」「リモートワークと出社が半々くらい」と回答した247人に、「国内での新型コロナウイルス感染症流行から3年目になるが、2022年度、ミーティング等をどのような形式で実施したいか」と質問。その結果、社内外のミーティング、社内外の研修、年末年始・新年度の挨拶まわりについて、「原則リモートで行いたい」「できればリモートで行いたい」を合わせると、いずれも約8割に上った。一方で、「できれば対面で行いたい」「原則対面で行いたい」とした人は2割程度だった。

「国内での新型コロナウイルス感染症流行から3年目になるが、2022年度、ミーティング等をどのような形式で実施したいか」

若い世代ほど「新年度から出社頻度を増やしたい」

 同じく「リモートワーク中心」「リモートワークと出社が半々くらい」の247人を対象とした「国内での新型コロナウイルス感染症流行から3年目になるが、新年度から出社頻度を増やしたいと思うか」との質問では、「そう思う」が10.9%、「ややそう思う」が27.5%、「あまりそう思わない」が26.7%、「そう思わない」が34.8%だった。

 年代別では、20代では「そう思う」「ややそう思う」を合わせると57.2%、30代では34.8%、40代では27.1%、50代では26.7%となっている。年代が低いほど、出社頻度を増やしたい傾向にある。

「国内での新型コロナウイルス感染症流行から3年目になるが、新年度から出社頻度を増やしたいと思うか」

 「そう思う」「ややそう思う」と回答した95人を対象に「新年度から出社頻度を増やしたい理由」(複数回答)を尋ねたところ、「仕事がはかどらない」が37.9%、「コロナの収束が見えず新年度を区切りとしたい」が31.6%、「移動や新入社など出社した方が良い場面もある」「在宅だと家事・育児負担が増える」がともに24.2%――などだった。その他の理由もあわせて考えると、勤務先の方が仕事がしやすいと感じていることがうかがえる。

「新年度から出社頻度を増やしたい理由」

 一方、「そう思わない」「あまりそう思わない」と回答した152人に「新年度からも出社頻度を増やしたくない理由」(複数回答)を尋ねたところ、「満員電車・渋滞など通勤ストレスがない方が良い」が55.3%、「通勤時間を有効活用したい」が53.9%、「ライフワークバランスが良くなる」が51.3%、「外出すると感染症リスクが高まる」が49.3%――などだった。

「新年度からも出社頻度を増やしたくない理由」

求める働き方改革は「原則在宅勤務」「フレックス勤務」「週休4日制」「単身赴任なし」

 同じく「リモートワーク中心」「リモートワークと出社が半々くらい」の247人を対象に、「新型コロナウイルス感染症が流行した2020年度以降、企業の働き方改革の取り組みが話題となったが、様々な働き方について今後行いたいと思うか」と質問。「原則在宅勤務」について「行いたい」「やや行いたい」と回答した人を合わせると85.0%、「フレックス勤務」については84.3%、「週休3日制」については78.5%、「単身赴任なし」については78.1%、「ジョブ型雇用」については68.9%、「新しいオフィスのスタイル(フリーアドレス、シェアオフィスやサテライトオフィスなど)」については67.2%だった。

「新型コロナウイルス感染症が流行した2020年度以降、企業の働き方改革の取り組みが話題となったが、様々な働き方について今後行いたいと思うか」

年代が上がるほど「会社でワーケーションを行いたい人」は少なく

 リモートワーク経験者391人を対象とした「2022年度にプライベートでワーケーションをしてみたいと思うか」との質問では、「したい」が24.8%、「ややしたい」が33.2%、「あまりしたくない」が16.4%、「したくない」が25.6%だった。

 「2022年度に会社メンバーとのワーケーションをしてみたいと思うか」との質問では、「したい」が16.1%、「ややしたい」が21.5%、「あまりしたくない」が27.6%、「したくない」が34.8%だった。

 会社メンバーと行うワーケーションの意向について年代別に見ると、20代では「したい」「ややしたい」を合わせると54.5%、30代では31.7%、40代では36.9%、50代では24.4%となる。30代はやや低いものの、大まかに見ると、年代が高くなると少なくなる傾向があるようだ。

「2020年度にワーケーションをしてみたい」

 「ワーケーションをしてみたい」と回答した233人に、「ワーケーションのメリットだと思うこと」(複数回答)を尋ねると、「空いている平日に旅行ができる」が58.8%、「長期休暇が取りやすくなる」が42.5%、「非日常の中で仕事をすることで新しい発想やアイデアが生まれる」が38.6%――などだった。

「ワーケーションのメリットだと思うこと」

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