メモ
アメリカの百貨店「シアーズ」は1908年~1939年に「切断済みの建材を送付する住宅DIYキット」を販売していました。DIYキットには多くの種類が存在し、ユーザーは自分の好みに応じてカスタマイズしながら自分だけの住宅を建てられたとのことです。
What is a Sears Modern Home?
http://www.searsarchives.com/homes/
1908年に販売された「The Greenview」という名前の家が以下。1階には居間、寝室、キッチン、パントリーが配置され、2階には寝室が2部屋と屋根裏部屋が設けられています。シアーズは同じ設計の住宅用に大量の建材を用意したため、1戸当たりの価格は非常に低く抑えられたとのこと。また、建材の種類や組み立て手順を見直すことで、1人でも住宅を建設可能でした。
シアーズのDIY住宅は当時としては先進的なセントラルヒーティング方式を取り入れており、火災のリスクを抑えることに成功していました。
DIY住宅の形状は非常に多様で、平屋建てのものも存在していました。
シアーズのDIY住宅は合計10万戸販売され、2012年時点でも数千戸の住宅が残っていたとのこと。ただし、DIY住宅には各ユーザーが好みの塗装や改造を施しているため、外観から「シアーズのDIY住宅だ」と判断するのは困難とされています。
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