ジャンボ! 今回もリクエストボックスに届いていた質問に答えようと思う。
複数あったけど、まとめるなら「ケニアの人々の視力は良いですか?」とか「メガネをかけている人はいますか?」みたいな感じ。答えよう。
まず、ケニアの人々の視力は、だいたい良いのではないかと思われる。オレも目は良いほうだしね。遠くまで見える。
……それはなぜか?
・ケニアの人々の視力が良い理由
首都ナイロビで育ったお金持ちのお坊ちゃんでない限り、ほとんどみんな、電気事情がよくない場所で育ってきたからだ。オレもそうだし。
現在ナイロビで生活しているオレみたいな人も大勢いるが、彼らの多くは田舎育ち。平たく言えば「村育ち」だ。マサイのルカもそうだよな。
ケニアには様々な村があるが、どこも電気事情は良くない。停電なんてしょっちゅうだし、そもそも安定して電気が届いていないわけだ。
となると、どうなるか?
まず、テレビを長時間観ることが困難になる。テレビがあったとしても、まともに観ることができないので、「ほぼテレビを見ない生活」になる。
今の時代に合わせてさらに言うと、マトモに電気が届いていなけりゃ、スマホも長時間は使えない。そう、「ほぼスマホを見ない生活」だ。
テレビも見なけりゃスマホも見ない。では、何を見るのか。「遠く」だよな。村だから、そんなに遮(さえぎ)るものもないからね。
なので、みんな自然と目が良くなるわけだ。
ということで、オレも含め、村出身の人々のほとんどは、メガネを持っていない。はっきり遠くが見えるから、メガネなんて必要ないんだ。
もちろん、ほんの少しだけ、メガネをかけている人もいる。ちなみにケニアでは、なぜだか「メガネっ子同士が結婚する」ケースが非常に多い。
なお、もしもケニアでメガネが必要になったら、絶対に『optica』ってお店に行った方が良いだろう。ケニア最高級のメガネ専門店だ。
optica内で視力も測れるし、眼科専門医の診察を受けることも可能。フレームもたくさんある。なによりオシャレだ。『optica』、忘れずに。
最後に、視力の良いオレから日本の皆さんに、「視力をコントロールするためのアドバイス」をお伝えして今回の記事は終わりにしたいと思う。
まず、バランスのよい食事をとること。主に葉物野菜が良いだろうね。そして、毎日より多くの運動をすること。つまりは健康的に生活しようと。
最後に、目に危険を及ぼす可能性のある活動を行うときなどに目を保護することも忘れずに。ゴーグルとかね。てな感じで、クワヘリ〜!
参考リンク:Optica(英語)
執筆:チャオス(カンバ族)
超訳:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.