「 フォロワー100万 人いなくてもブランドはローンチできる」:オーレアムコレクティブ創業者 キャス・ディミッコ氏

DIGIDAY

キャス・ディミッコ氏は、2019年にジュエリーブランド、オーレアムコレクティブ(Aureum Collective)を立ち上げたとき、自らがブランドの顔になった。インスタグラムで約50万人のフォロワーを抱えるインフルエンサーであるディミッコ氏は、ブランドの創業とデザインに携わる以外に全製品のモデルも務めており、広告でも大きく取り上げられている。

同氏によると、当初、自分の既存のオーディエンスはブランドのローンチに足りないのではと懸念していたという。当時のフォロワー数はわずか15万人だった。

「ブランドを立ち上げて成功させるには100万人のフォロワーが必要だと思っていたが、実際はそうではないことに気づいた」とディミッコ氏はGlossyポッドキャストの最新エピソードで語っている。「フォロワーは15万人だったが、皆、ファッションとスタイルのために私をフォローしてくれていた。私がどんなブランドを立ち上げたとしても、フォロワーの好みと一致していただろう」。

ディミッコ氏は、ブランドをどのように設立したか、自分のインフルエンサーとしての地位がブランドのマーケティングにどう影響しているか、変化する環境で価格設定とラグジュアリー性にどう対応しているかについてGlossyに語った。

キャス・ディミッコ氏は、2019年にジュエリーブランド、オーレアムコレクティブ(Aureum Collective)を立ち上げたとき、自らがブランドの顔になった。インスタグラムで約50万人のフォロワーを抱えるインフルエンサーであるディミッコ氏は、ブランドの創業とデザインに携わる以外に全製品のモデルも務めており、広告でも大きく取り上げられている。

同氏によると、当初、自分の既存のオーディエンスはブランドのローンチに足りないのではと懸念していたという。当時のフォロワー数はわずか15万人だった。

「ブランドを立ち上げて成功させるには100万人のフォロワーが必要だと思っていたが、実際はそうではないことに気づいた」とディミッコ氏はGlossyポッドキャストの最新エピソードで語っている。「フォロワーは15万人だったが、皆、ファッションとスタイルのために私をフォローしてくれていた。私がどんなブランドを立ち上げたとしても、フォロワーの好みと一致していただろう」。

ディミッコ氏は、ブランドをどのように設立したか、自分のインフルエンサーとしての地位がブランドのマーケティングにどう影響しているか、変化する環境で価格設定とラグジュアリー性にどう対応しているかについてGlossyに語った。

以下では、ポッドキャストで語られた内容のハイライトを、読みやすさのために若干編集して紹介する。

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ブランドの価格設定について

「製品の素材の品質に関して言えば、イヴ・サンローラン(YSL)やボッテガヴェネタ(Bottega Veneta)といったブランドのジュエリーが実際には当社の製品より質の劣る素材で作られていることに多くの人は気づいていないと思う。私はゴールドの製品を作りたいと思った。当社の製品はどれも24カラットのゴールドのメッキが施されており、とても豊かで深いゴールドの色だ。実際に(当社の製品を)ほかのブランドと比べて見るとその鮮やかさはすぐに際立つだろう。我々は、高品質でありながらハイファッションデザイナーの雰囲気のある製品を目指した。倒産に瀕したり暴利を貪るようなことなく、製品の製造にかかるコストに基づいた健全な価格設定をするというのが当社の自然な姿勢だった。それが事業を行うのに自然なやり方だった。価格を決めてそこから逆算したわけではない。我々が求める品質からスタートして、そこから作業を進めた。…当社は品質とディテールを進化し続けており、価格帯の点で大幅に発展している。顧客からは値上がりは懸念されていない。顧客からは感情に訴えかける印象深いステートメントジュエリーが望まれている」。

ブランドの成長について

「ブランドを成長させるために役立つことというのは変化している。ソーシャルメディアに関しては、常に進化している。セレブリティは初期の成功の大きな指標だった。ヘイリー・ビーバー氏やカイリー・ジェンナー氏といったセレブが当社の製品を身につけてくれたことは、当社の信用度の向上に役立った。今ではビジネスの大部分を占めている上位5つのスタイルなどのように、有名になった製品があることが役立っている。信用度を高めるためにセレブリティにはあまり注力していない。いまは、顧客が信用度を高めてくれることに頼っている」。

ブランドの顔であることについて

「私個人のブランドをオーレアムにフィードしている。私が着けているアクセサリーや、デートや結婚式向けのスタイリング方法を投稿している。そうすれば、どう着ければいいか顧客がイメージしやすくなる。いまはブランドの顔として私が起用されている段階だが、ラグジュアリーへとさらに進化し続けるにつれて、私がカメラの前で関与することは少なくなるかもしれない。だが、現時点では、自力で立ち上げた企業としてはこれが無料で顧客を集める最善の方法だ。それに、私の声やトーンがビジネスの一部であることは重要だ。また、顧客は(ブランドの創業者が広告に出ている)私であることを理解しているので、当社から購入するのはユニークな点もあると思う。だが、(広告はラグジュアリーブランドらしく)品格があり、素人が行っているようなものではない。でも、ジュエリーをスタイリングしているのはどこかのスーパーモデルではなく、私だ。当社は方向転換するだろうし、私を超えてもっと拡大できると良いと思っている」。

[原文:Aureum Collective founder Cass DiMicco: ‘You don’t need a million followers to launch a brand’

DANNY PARISI(翻訳:ぬえよしこ、編集:山岸祐加子)


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