ジャニーズ性加害問題に「責任を感じます」 TBS「報道特集」が自己批判…局と事務所の「深い関係」にも言及

J-CASTニュース

   2023年6月17日放送の「報道特集」(TBS系)でジャニーズ事務所創業者の故・ジャニー喜多川氏による性加害疑惑を特集した際、番組側がこれまでの報道姿勢を自己批判する一幕があった。

   この日、番組は「検証 2度の裁判とメディアの責任」と銘打ってジャニーズ問題を特集。ジャニー氏の性加害を告発した1967年の裁判と、1999年に性加害を報じた「週刊文春」の記事をめぐる裁判を取り上げた。自己批判があったのは、これらのVTRが終わって画面がスタジオに戻った際だった。

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「メディアが取材してこなかったことで被害が拡大したのは紛れもないこと」

   画面が切り替わると、番組司会の膳場貴子アナウンサーが、

「ジャニー氏による性加害問題は裁判も行われていますので、ニュースとして報じるべき機会があったにもかかわらず、私たちを含め、メディアが取材してこなかったことで被害が拡大したのは紛れもないことです。報道に関わる者として責任を感じます」

   と振り返った。あわせて「長らく、男性の性被害に対する認識が甘いまま来てしまったことも問題だったなと感じています」と語った。

   これを受ける形で、番組コメンテーターの日下部正樹氏が、ジャニーズ問題の報道のきっかけが英公共放送のBBCだったことを挙げつつ、2004年に判決が確定した裁判で文春側の代理人としてジャニーズ事務所と争った喜田村洋一弁護士の言葉を引用。番組の取材に対し、「黒船の来襲でようやく日本メディアが動いた」という表現で日本のメディアを批判していたと明かした。

   また、番組進行役の村瀬健介アナウンサーは、「私たちがこの問題を取り上げてこなかった理由の1つは、テレビ局の様々な部署がジャニーズ事務所と深い関係を持っていることがあったと思います」と説明。「私たちはジャニーズ事務所の問題のほかにも、今、報じるべき問題を見逃したり、忖度したりしていることがないか、改めて考えていく必要があると思います」と語った。

(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)

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