インフルエンサーマーケティング戦略 で重視する多様性とは?:ジョン・レジェンド氏のラブドワンの事例

DIGIDAY

ジョン・レジェンド氏には1560万人を超えるフォロワーがいる。これは、同氏の新しいスキンケアブランド、ラブドワン(Loved01)のインフルエンサーマーケティングプランを構築するためのソーシャルマーケティング戦略の一部に過ぎない。

多くの意味合いを持つ多様性にどう対応するか

ラブドワンは、6月14日水曜日にインフルエンサーマーケティングプラットフォーム、キャプティブエイト(Captiv8)との提携を発表、さまざまな有色人種のためのスキンケアを民主化することを目指して、多様なインフルエンサーのグループと協働するという。

ラブドワンのデジタル担当ディレクター、アシュリー・カーター氏は次のように述べている。「異なるプラットフォームを評価する際に我々が求めていたことには、まず、さまざまな機能があり、そして、インフルエンサー領域において(それらプラットフォームの)多様性への取り組みを理解することがあった。インフルエンサー領域では多様性が何を意味するかについて異なる面が非常に多い」。

ジョン・レジェンド氏には1560万人を超えるフォロワーがいる。これは、同氏の新しいスキンケアブランド、ラブドワン(Loved01)のインフルエンサーマーケティングプランを構築するためのソーシャルマーケティング戦略の一部に過ぎない。

多くの意味合いを持つ多様性にどう対応するか

ラブドワンは、6月14日水曜日にインフルエンサーマーケティングプラットフォーム、キャプティブエイト(Captiv8)との提携を発表、さまざまな有色人種のためのスキンケアを民主化することを目指して、多様なインフルエンサーのグループと協働するという。

ラブドワンのデジタル担当ディレクター、アシュリー・カーター氏は次のように述べている。「異なるプラットフォームを評価する際に我々が求めていたことには、まず、さまざまな機能があり、そして、インフルエンサー領域において(それらプラットフォームの)多様性への取り組みを理解することがあった。インフルエンサー領域では多様性が何を意味するかについて異なる面が非常に多い」。

キャプティブエイトの共同創業者、クリシュナ・サブラマニアン氏は、「これは、我々が意図的に団結して、多様性の推進と、過小評価されているコミュニティをエンパワーすることを目指すパートナーシップだ」と述べている。同氏によると、ラブドワンはデータ収集とAIを含むキャプティブエイトのプラットフォームの「クリエイター識別機能」を利用して、「多様なクリエイターにアクセスし、彼らのオーディエンス層がどのように代表的であるかを理解するために深く掘り下げることができる」という。

ナノやマイクロインフルエンサーも起用

ラブドワンのローンチ段階での著名なインフルエンサーとのパートナーシップには、ジャッキー・アイナ氏、ディーピカ・マティアラ氏、ニコ・ヴァルダース氏、パトリック・スター氏などのコンテンツがあった。カーター氏は、今後、ラブドワンはナノインフルエンサーとマイクロインフルエンサーの起用も含めてフォーカスを拡大すると語っている。「特に注力している点には認知度を高めることがある。インフルエンサーの起用の素晴らしい点には、特定の人をフォローし始めると、その人が(オーディエンスにとって)本当に信頼できる情報源になるということがある」。

ラブドワンは25~30人ほどのインフルエンサーとのパートナーシップによるキャンペーンを始めるという。カーター氏によると、この計画は「インフルエンサーらと一貫した方法で協働して、彼らとの長期的な関係を構築」し、プラットフォームのデータを活用して効果の高いコンテンツの種類を分析することだという。

インフルエンサーの起用に関する美容業界の問題と対応

美容ブランドは、近年、自社のインフルエンサーキャンペーンに関して厳しい詮索の目を向けられている。有色人種のインフルエンサーが、形だけの平等主義や限られた機会、不平等な賃金、そしてこのような懸念事項への取り組みを妨げる文化などの問題を知ってもらうために声を上げているからだ。タルト(Tarte)は、5月、ある黒人インフルエンサーから不平等な対応を理由に同社のインフルエンサーツアーから撤退したとTikTokで発言されて、波紋を呼んだ。

「ビジネスと生活のあらゆる面、特に美容において、メラニンの豊富な肌を持つ人々が活動の基盤を獲得して、彼らにふさわしい可視性を獲得しているのをまだ見たことがない」とカーター氏。「だからこそ、ラブドワンはそこに注目してもらおうと試みている。当社はメラニンの豊富な肌(の人々を)第一に考えているからだ」。

ラブドワンは、メラニンの豊富な肌を持つ人々への影響に注力してあらゆる性別と人種の人々と協働している。典型的なインフルエンサーイベントの開催地であるロサンゼルスなどに加え、全米各地でインフルエンサーのアクティベーションを開催している。ワシントンD.C.とマイアミでレジェンド氏とのインフルエンサー交流会をすでに催しており、今後、シカゴ、デトロイト、サンディエゴ、ヒューストン、フィラデルフィアでもイベントを計画している。また、6月29日から7月3日までニューオーリンズで開催されるエッセンスフェスティバル(Essence Festival)でのアクティベーションにインフルエンサーを招待するという。「ロサンゼルスやニューヨーク以外の場所に住んでいるがゆえに注目されていないと感じている有色人種のクリエイターを支援したいと思っている」とカーター氏は語った。

[原文:How John Legend’s Loved01 is emphasizing diversity in its influencer marketing strategy

LIZ FLORA(翻訳:ぬえよしこ、編集:山岸祐加子)


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