リーク怖いから使わないで、っていうお願い。
Googleが従業員に対して｢チャットボットに注意するように！｣とお達しをだしています。しかも自社のBardも含むそうです。
ロイター通信によると、漏洩防止のため、会社の秘密情報をChatGPTやBardなどに入力しないようにとGoogleから従業員に伝達があったとのこと。機械に入力してるとはいえ、人の目でレビューされていることもあることを懸念してのこと。チャットボットは過去に入力されたことを元に自己学習するため、そこにも流出のリスクがあるからです。というのも、先週Samsungが自社の従業員がChatGPTに入力した社内情報が外部に漏れてしまったとのニュースもあったからかもしれません。
Amazonの弁護士も1月に従業員にChatGPTにプログラミングのコードを入力しないように要請していますし、Appleも先月、従業員にChatGPT、GitHub Copilot、AIコードライターを使うことを禁じているとウォール・ストリートジャーナルは伝えています。Appleに関しては、自社の大規模言語モデルを作成しようとしているようで、2020年に2億ドルと5000万ドルでスタートアップ企業を買収しています。
Googleは3月にChatGPTのライバルとなるBardをリリース。LaMDAという名称の大規模言語モデルをもとに作られたAIです。リリースの1ヶ月前にGoogleのCEOサンダー・ピチャイが、従業員たちに1日2時間から4時間Bardをテストで使うようにお願いしていたというメモもリークしています。当時はどんどん使ってでしたが、今は使わないでほしい。まぁそれほど性能が上がってきたという受け止め方でいいでしょうかね？
