足元のムレをなんとかしたい→快適さが違うKEENの「和紙ソックス」

GIZMODO

ついに梅雨シーズンの到来ですね。

ココから先、約1カ月間は雨と湿気まみれ。まあ梅雨なので、当たり前といえば当たり前なのですが、個人的には1年でもっとも苦手な季節です。それにしてもこのムシムシ、ムワムワ……なんとかならないものでしょうか。

昨今の日本の湿気事情、特に東京地方はもう熱帯雨林のジャングル並みの酷さですよね。ムシ暑い上に、いつ何時雨が降ってもおかしくない状況なので、サンダルよりは防水的なスニーカーをチョイスしがちなこの時期。

しかし、どれだけ通気性の良いスニーカーを履いていたとしても、気になるのはそのムレ具合です。今回は、そんなムレをなかったことにしてくれる、まさに魔法のソックスをご紹介しましょう。

和紙のココロは、日本のココロ

それは、アウトドアシューズブランドKEEN(キーン)から発売された「WAーSHI SOCKS(和紙ソックス)」です。

その名のとおり、日本古来のカルチャー、「和紙」を素材として採用したソックスで、これがとにかくありえないくらい気持ちいいサラサラ感

一度履いたらやめられない! まさに沼なソックスです。

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そもそもこの「WAーSHI SOCKS」は、ブーツや防水シューズを履いた際のムレ感をなんとかすべく、日本で開発されたハイブリッドソックス。

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初期モデルから、さらなる快適さを追求すべくアップデートを重ねて、KEENのサンダルに合うようなデザインの現行モデルに。

和紙という素材の特性を生かした、プレミアムソックスなんです。

快適さの秘密は撚糸された生地

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「WAーSHI SOCKS」は通気性、吸湿性、速乾性を向上させるため、甲から足首にかけてメッシュ構造になっています。

生地は、和紙から撚糸(ねんし)されたものを使用。

撚糸とは、糸をねじり合わせることで、これにより通気・吸汗・速乾性に優れ、高温多湿な環境においてもサラサラした感覚で履くことができるのだとか。

ちなみに和紙の特徴の一つには抗菌消臭効果もあるそうで、足元を清潔に保つことにも一役買います。

和紙糸ならではのハリ、コシがあり、あのソックス内のなんとも言えない不快感を軽減してくれます。

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また、つま先、踵は耐久性、保護性、吸汗性を高めるパイル構造で、シューズ内での衝撃を緩和。

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底面にはシリコンプリントが施され、安定感と疲労を軽減するグリップ力を実現しています。

さらに、足首部はリブ構造で、しっかりホールド。

ズレ落ちにくい設計になっているのです。

着用時における各部分の着圧も良く、履き心地がとにかく最高です。

和紙は世界が注目するサスティナブル素材

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和紙は、優れた速乾性、アンチピリング(毛玉になりにくい)で、抗菌消臭効果を持ちながら、天然由来なので自然に優しいサスティナブル素材でもあります。

カルチャー的には1300年以上の歴史を持つ日本の伝統工芸で、障子やふすまなど日本の風景に彩りを与えてくれていることは周知の事実でしょう。

和紙の特徴として挙げられるのが、その丈夫さ。一般の紙が数百年程度で劣化するのに対し、最高級の和紙はなんと1000年以上も持つらしいです。ユネスコは、一部の和紙を2014年11月に「和紙:日本の手漉和紙技術」を無形文化遺産に登録するなど、昨今、和紙は世界的にも認識が高まっています。

また、ここ数年は和紙を使用した素材がファッション界でも注目されており、Tシャツなど、さまざまなアイテムでも展開されています。

野外フェスや海・山などのアウトドアレジャーはもちろんのこと、革靴がマストな夏場のビジネスシーンでも活躍すると思います。ムワムワ、ジメジメのこの季節、ボクにとって「WAーSHI SOCKS」はマストアイテムです。

※価格など表示内容は執筆時点のものです。変更の可能性もありますので、販売ページをご確認ください。

Photo: カネコヒデシ

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