これが、あれ!
まんがで熱が出た人がおでこにゴム風船のようなものを乗せている。
氷のうだ。
まんがで見たことはあるけど実物を見たことがない。
あれを実際に体験してみたい。
実在した
まんがで見た通りのものが売られていた。
氷のう吊りは傾いているように見えるがこの遊びが逆に安定させている。まずは氷水を入れた状態で試してみよう。
冷却ジェルに比べると、冷やしかたにまったく遠慮がない。最初の10秒は気持ちいいが、それを過ぎると痛くなってくる。
氷を直接おでこに当てているようなものだから当然である。
こちらの資料映像では氷のうとおでこのあいだに布を挟んでいる。
この使い方が正解なのかもしれない。ただ、このときはそんなことをも知らずに、その場にいた全員がうなりながら試していた。
どれぐらい冷えるかの対照実験のためにべつやくさんに冷却ジェルシートを貼ってもらった。
期せずしてアングラ映画のワンシーンのようになったが、実験結果はこちら。
橋田さんのおでこが無機物の色になってる。冷却ジェルはメントールが入っていたせいか、すこし温度を上げる結果になっていたのが意外だ。
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お湯にしてみる
いまは発熱していないし、ならば暖かいほうに振ったほうが気持ち良いかもしれない、という考えでお湯を入れることにした。氷のうがいきなり湯のうになってしまった。
給湯室でお風呂ぐらいのお湯を入れた。
暖かくて柔らかく、そして重量感のあるものがおでこにゆっくりと乗ってくる。
悪くはない。
悪くはないのだが、すごく存在感のある温感湿布だ。
足湯の頭版だと思えばいい。頭寒足熱という言葉があるが……あ、逆か。頭熱だ。
いまのは忘れてください。