東日本電信電話株式会社(NTT東日本)と西日本電信電話株式会社(NTT西日本)は4月21日、一部エリアで提供しているADSL回線サービス「フレッツ・ADSL」について、サービスの終了日を発表した。NTT東日本では2025年1月31日に、NTT西日本ではそれより1年あとの2026年1月31日に、フレッツ・ADSLのサービスを全て終了する。
すでにNTT東西は、代替となる後継サービス「フレッツ光」が2022年1月31日以前に提供開始されていたエリアにおいて、フレッツ・ADSLのサービスを2023年1月31日で終了している。一方、フレッツ光の提供開始が2022年2月1日~2023年1月31日と比較的直近だったエリアにおいては、ユーザーが移行準備をする期間を十分に確保できるよう、フレッツ・ADSLを引き続き2年間提供した後、2025年1月31日にサービスを終了すると発表している。
これに加えて今回、2023年2月1日以降にフレッツ光が新たに提供開始されるエリアや、フレッツ光が未提供のエリアについて、フレッツ・ADSLのサービス終了日が示されたかたちだ。これに伴い、同サービスの新規・移転・品目変更の申し込み受付も2023年7月31日で終了する。
「フレッツ光」提供開始時期 | 「フレッツ・ADSL」サービス終了日 |
2022年1月31日以前のエリア | 2023年1月31日 |
2022年2月1日~2023年1月31日のエリア | 2025年1月31日 |
2023年2月1日以降/未提供のエリア | 2025年1月31日(東日本) 2026年1月31日(西日本) |
NTT東西では、フレッツ・ADSLを利用中のユーザーに対し、フレッツ光の提供エリアであればフレッツ光または「光コラボレーションモデル」の光回線サービスへの移行を、フレッツ光の未提供エリアであればモバイル回線サービス等の利用を検討するよう呼び掛けている。なお、NTT東西では、モバイル回線サービスの案内は行うが、料金割引などの優遇措置は行わないとしている。
また、NTT東西の広報によると「光エリアの拡大については、今後もお客様のニーズや市場の動向等を鑑み、検討する」としている。